アクアリウムのSiO3

2017.5.1
基本情報台
SiO3のキャラと特性

 

アクアリウムでは色々な水質が関わっています。

人間の関わり、関係性に置き換えて考えると分かりやすいです。

 

登場人物1
アクアリウムの色々な水質紹介

 

SiO3って?

SiO3はケイ酸塩の事でシリケイトと呼ばれます。

ケイ酸塩は、地球上の鉱物、岩や砂を形成している物質です。

簡単に説明すると、地球に触れるとケイ酸がくっ付きます。

雨水は地表から地下に染み込み、湧き出て川から海へ流れます。ようするに、自然界の水にはケイ酸塩が含まれ、当然、水道水にもケイ酸塩は含まれています。

 

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アクアリウムのSiO3

アクアリウムにおいては、ケイ酸塩の濃度が高くなると苔の発生原因の1つになります。

魚の生死に直結するような有害な物質ではありません。

ケイ酸は水道水・砂・岩など様々なものに含まれているために、飼育水に含まれるケイ酸値を0(ゼロ)にすることは困難です。

 

しかし、低い濃度を維持することで、苔の生えにくい快適で美しいアクアリウムを楽しむことが出来ます。

苔を気にする場合、優先は「NO3とPO4」、次に「照明」、「CO2や硬度」、「水草の育成状況」、「Fe」など・・・

最後に「SiO3」で宜しいかと思います。

 

海水飼育の上級者が気にするSiO3

一般的な淡水アクアリウムでは、それほどケイ酸塩を気にする必要はありません。

デリケートな魚種のブリードや特殊な水草育成の方、海水魚でサンゴ礁の水槽を再現するマリンアクアリストの方など、完璧を求める飼育者向けの物質です。

 

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SiO3の除去方法

ケイ酸塩は通常のろ過フィルター内のバクテリアでは分解する事が出来ません。

ケイ酸塩を取り除く吸着材の使用をお勧めします。

または、ケイ酸塩の低い水(RO水)で換水してください。

 

【関連製品】

測定のための製品    SiO3テスト

除去するための製品 シリケイトクリアー(現在取り扱っておりません)

 

※ここでは、あくまでもアクアリウムに関連した内容での記載を行っています。化学的な意味合いとは異なる不適切な表記がありますがご了承ください。