【レオパ】理想的なケージを考える

2017.5.29

皆様、こんにちわ!

今回は社内で飼育している爬虫類のご紹介です。

 

ヒョウモンお食事2
Eublepharis macularius

 

写真の爬虫類は「ヒョウモントカゲモドキ」と言います。トカゲではなく、トカゲモドキでヤモリの仲間です。日本の家屋でも見かける、壁に引っ付いている「ヤモリ」の仲間。朝方や夕方、壁にくっ付いてすばしっこく動く、昆虫を食べている爬虫類の仲間なんです。夜行性で昼は物陰に隠れ、木登りが上手で、昆虫などを食べる肉食性爬虫類!

アフガニスタンやインド、パキスタンなどの砂漠気候の乾燥した草原や岩地に生息しています。

 

「レオパ」なんて呼ばれてますね(*´▽`*)

 

近年は国内での繁殖個体も多く流通し、ヒョウモントカゲモドキの飼育が流行っている事はとても喜ばしい事です。

 

でも最近違和感を感じます・・・

 

「簡単に飼えますよ~」

「丈夫で飼いやすいですよ~」

「初心者向きですから~」

「ケージ狭くても大丈夫ですよ~」

「プラスチックのタッパーで平気です~」

「大きな機材は必要ないですから~」・・・などなど

 

ペット初心者には「喜ばしい謳い文句」ですが・・

これらの基本概念は「生かすこと」「保持する事」であるという風に聞こえてなりません。私達セラジャパンは「長期的な飼育」「ペット飼育」を推奨していますので”安易に簡単”とは口にできません。また、生き物の喜ぶ飼育方法が最善だと思っておりますので小さく狭い環境を推奨することにも違和感を感じてしまいます。

 

生き物の声を聞きましょう!!!

 

私たちは観賞魚も小動物も、上手な飼育方法は生き物たちが知っている。生き物たちが生まれ育った環境を作り上げることが最善だと考えています。

「生」=生き物の習性や生態を学び

「食」=摂取する食事を学ぶ

「住」=生き物の住まいを学ぶ

私たち人間と同じで「衣食住」の充実が幸せにつながるのではないでしょうか!

 

■飼育環境を作成

さて、今回はセラジャパンのレオパさん達のお部屋をリノベーションしたいと思います!

 

ヒョウモントカゲモドキは比較的おとなしく、ゆっくり♪

夜行性の為、日中はじっとしています♪

そのため、あまり動かないように思われますが、実は活動的な一面を持っています。日中は岩の窪みや巣穴に隠れていますが、岸壁を上ったり、木登りだって出来るんです。

 

レオパさん達が自由に活発に過ごせるよう、ケージを作りたいと思います。「生き物の住まいを学び」そして再現する事にチャレンジです!!!!

 

先にリノベーションする前と後をご紹介します。

 

 

Before & After

 

リノベーションチャレンジ

リノベーション前も気に入っていたのですが、大幅改良してみました。レオパさん達も気に入ってくれると良いのですが・・・

 

次回

実際の作業工程をご紹介しますのでお楽しみに(^O^)/

【レオパ】リノベーション完成