異なる飼育方法の理由

2017.7.7

さて、今回は生き物たちの飼育方法について少し考えてみましょう!

生き物の種類ではなく育成方法についてです。

 

■動物園の風景

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生き物たちを育てている代表的な場所は動物園などがあります。

・閉鎖的な檻の中で動物を飼育されている

・開放的な空間で飼育されている

 

「動物園に訪れた子供たちにはどちらの方が楽しめるのでしょうか?」

「飼育されている動物はどちらが楽しいでしょうか?」

 

 

動物自体を近くで観察するためには、檻の方が良く観察することができます。

動物の生態や習性そのものを観るためには開放的な空間でのんびりしている方がその動物の仕草を楽しむことが出来ます。

皆様の楽しんでいるアクアリウムはどちらのタイプでしょうか?

 

■飾りの無い水槽を泳ぐコリドラス

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底砂を敷かず、水草を植えず、魚を観賞することは、檻の動物園に近いですね!

例えば、大型水槽で飼育するアロワナのアクアリウムやベアタンクでディスカスや金魚を飼育するアクアリウムです。

魚自体を見やすく観賞するアクアリウムということになります。

また、掃除などの管理がし易い、特徴があります。

 

■海上養殖の風景

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次に家畜などの動物たちの飼育方法を考えてみましょう!

 

家畜の飼育目的は、人間が生きていくために利用することが目的となっています。そのため効率的にそして安全に飼育されています。食用として育てられている家畜の場合は、短期間で大きく育てる事や肥満体質にして育てる事が必要になる場合があります。

これらの飼育方法をアクアリウムに置き換えるとどうなるのでしょうか?

 

過剰な給餌による色彩変化を促してでも綺麗な体色に育てることを目的とする、ディスカスのブリードやグッピーのブリードなどが当てはまります。近年ではエビのブリードなどもこれら家畜式アクアリウムに該当するケースがあります。また、水草に過剰なCO2と光を照射して育成を促すアクアリウムもこれらの家畜育成方法に近いように受け止められます。
ようするに。。。

 

動物の育成方法は、その目的によって様々な手法が存在するということです。

 

アクアリウムも目的によって様々なやり方が存在すると言う事です。

・品評会用の色揚げ育成

・産卵目的のブリーディング育成

・掃除を優先するベアタンク飼育

・水草レイアウト優先の飼育

・色々な魚を鑑賞するコニュニティー飼育

などなど

 

飼育魚種によって飼育方法も異なれば

飼育する目的によっても飼育方法が異なると言う事です!

 

 

それでは、セラ社の推奨するアクアリウムはいったいなんなのでしょうか?

次回、詳しく触れたいと思います。