【大豆 vs 小麦】観賞魚フードの原材料??

2026.8.24

 

今回は、急激に増えた観賞魚飼料についてのお問い合わせをご紹介していきます。

 

大豆と小麦」についてです。

 

さて、観賞魚フードに含まれる「小麦」と「大豆」は、各社認識が分かれる部分です。

各社それぞれの目的によって原材料を工夫しています。

 

あくまでも、ドイツSERA社の大豆と小麦に対する見解をご紹介しますので、興味があればご覧ください。

 

※本記事の内容は、sera GmbH 関連文献『Krankheiten der Zierfische』(著:Dieter Untergasser/発行:2024年/出版社:Dähne Verlag)を参考に、一部引用・要約のうえ構成しています。

 


 

目次:

 

Ⅰ.「大豆と小麦」の見解 ( by sera GmbH )

 

Ⅱ.小麦の栄養

  • ビタミンB群の供給源
  • 炭水化物によるエネルギー供給
  • 高品質な原材料

 

Ⅲ.原材料としての働き

  • 結合剤(つなぎ)としての役割

 

Ⅳ.摂取後の影響と負担

  • 過剰摂取と内臓への影響
  • 消化器への負担と水質悪化
  • 未消化成分による異常発酵とガス発生
  • 粘膜の剥離と病原体の侵入リスク
  • 栄養吸収阻害と組織の脆弱化

 

Ⅴ.最後に~

 


 

Ⅰ.「大豆と小麦」の見解 ( by sera GmbH )

 

先ず前提として、SERA社は観賞魚フードに大豆は相応しくないと考えております。

 

SERA社は、大豆を一切使用していません!

 

多くの飼料メーカーが魚粉に変わる安価なタンパク源として大豆を選択します。

タンパク質の含有量を安価に高める為に大豆が使用されています。

食用魚の養殖飼料や鯉又は観賞魚などの飼料の中には、大豆が使用されている製品が存在します。

 

しかし、大豆は・・・・・

 

  1. 魚類が有効的に栄養を取り入れることが困難な食物です。
  2. 大豆粉は、ホルモンに影響を与え、腸に損傷を及ぼすリスクがあります。
  3. 稚魚の場合、成長障害や脊椎変形が起きることも分かっています。
  4. 親魚に大豆の割合が著しく高いフードを与えると「不妊障害」が引き起こることは学会で発表されています。
  5. 特に雄魚には、生殖能力の欠損が顕著に現れます。

 

とても気になりますね!!!!

 

一方で小麦も非常にデリケートな食物なんです。

使用する小麦の品質と使用する割合には細心の注意が必要です。

粗悪な小麦を不適切な割合で使用すると良く無いという事です。

 

いくつかポイントを纏め、更に、詳細に小麦の優位性を紹介します。

 


 

Ⅱ.小麦の栄養

 

■ビタミンB群の供給源

 

小麦は魚の健康維持に不可欠なビタミンB群、特にリボフラビン(ビタミンB2)を豊富に含む食材として挙げられています。
リボフラビンが不足すると、食欲不振や成長障害、目の濁り(白内障)などの原因となるため、餌の成分として重要です。

 

■炭水化物によるエネルギー供給

 

小麦粉などの植物性原料に含まれる炭水化物は魚の活動エネルギー源となります。
但し、その配合量は、魚種によって厳密に調整する必要があります。

特に肉食性の強い魚の場合、過剰な小麦の摂取は肝臓に負担をかけ、脂肪肝を引き起こすリスクがあるため、植物性原料としての比率を適切に抑えることが推奨されています。
高品質な小麦を使用することで、少量でも効率的な栄養摂取が可能になります。

 

■高品質な原材料

 

「スウェーデン産の小麦」は、他の地域の小麦と比較してビタミン含有量や栄養バランスが非常に安定しており、観賞魚の健康維持において高品質な原材料として高く評価されています。

質の良い小麦は、水中での形状を維持する結合力を持ちつつ、魚の腸内での消化を妨げにくい特性があります。

粗悪な小麦や不適切な配合は、未消化物による水質の悪化や腸内疾患を招くため、原材料の選定が治療や予防の観点からも重要視されています。

 


 

Ⅲ.原材料としての働き

 

 

■結合剤(つなぎ)としての役割

 

多くの飼料、特にタブレットなどの餌を作る際、小麦粉は成分をまとめ、水中でバラバラになりにくくするための「結合剤」として利用されます。

各それぞれの原材料をまとめ、成形を保つために重要な働きがあります。

 

 


 

Ⅳ.摂取後の影響と負担

 

 

■過剰摂取と内臓への影響

 

炭水化物を多く含む小麦粉を過剰に与えすぎると、魚の肝臓に脂肪が蓄積し、脂肪肝を引き起こすリスクがあります。

これは特に、運動量の少ない水槽環境で顕著になるため、とくに注意が必要です。

 

 

■消化器への負担と水質悪化

 

未調理の小麦粉などは消化が悪く、腸内環境を乱す原因になり、未消化のまま排出される事があります。

未消化のまま排出された成分は、水槽内のバクテリアによって分解される際に酸素を消費し、フィルターへの負荷を増大させ、結果として水質の悪化を招くことが指摘されています。

 

 

 

■未消化成分による異常発酵とガス発生

 

特に質の低い小麦や過剰な配合量は、魚にとって消化が非常に困難です。

腸内で適切に分解されなかった小麦の炭水化物は、腸内細菌によって異常発酵を引き起こします。
この過程でガスが発生し、腸管を圧迫・拡張させることで腸壁に物理的なダメージを与え、炎症(腸炎)の直接的な原因となります。

 

 

■粘膜の剥離と病原体の侵入リスク

 

消化不良を起こした小麦が腸内に停滞すると、腸内の浸透圧が変化し、保護機能を持つ腸粘膜が傷ついたり剥離したりすることがあります。

腸壁を保護する粘膜層が失われると、本来であれば侵入を阻止できている細菌や寄生虫(ヘキサミタなど)が腸壁に直接付着・侵入しやすくなり、深刻な二次感染や組織破壊を招くポイントとなります。

 

 

■栄養吸収阻害と組織の脆弱化

 

不適切な小麦の摂取は、腸の絨毛(栄養を吸収する突起)を平坦化させ、栄養の吸収効率を著しく低下させます。

特にスウェーデン産のような高品質な小麦ではない場合、ビタミンB群の供給が不足し、腸壁自体の細胞更新や修復が遅れます。その結果、腸壁組織そのものが脆弱になり、わずかなストレスや水質の変化でも損傷を受けやすい状態に陥ります。

 

 


 

Ⅴ.最後に~

 

日本のアクアリウムにおいては、大きな勘違いや誤解が混在しています。

 

「SOY(大豆)こそ健康食」

「グルテンフリーだから小麦は悪」

「小麦は消化出来ないから水を汚す」

「自然界で摂取してない食物は不適切」

 

確かに、小麦を観賞魚フードとして扱うことは容易な事ではありません。
しかし、SERA社は世界トップの研究機関を保持し、安全で健康的な観賞魚飼料を常に研究しています。

だから、高品質な小麦を使用し、適切な配合比率を計算し、すべての原材料は持続可能なものを利用して、安全で健康的な飼料を提供しています。

さらに、欧州食品安全機構からも高い認証を得て「観賞魚に給餌が推奨される」品質のお墨付きです。

 

★SERAフードは安心安全なフードです

★世界の基準を満たしています

★消化吸収に優れ、水質汚染を最小限にとどめます

★それぞれの魚類に最適な栄養を研究しています

★原材料は持続可能な資源のみ使用しています

 

 

SERAの代表的フードの原材料を見てみましょう!

↓↓↓

【ビーパンFLAKESの主原料】

魚粉、小麦粉、ビール酵母、カゼインカルシウム、粗レシチン、昆虫ミール(4%)、ガマルス、スピルリナ、全卵粉末、海藻、マンナンオリゴ糖(0.4%)、タラ肝油、アルファルファ、イラクサ、パセリ、パプリカ、緑イ貝、ほうれん草、ニンジン、ヘマトコッカス藻、フェヌグリークシード、ニンニク、フェンネルシード、アニスシード

 

原材料表記の最初(2番目)に小麦粉と表示されています。

 

 

これは、数多くの原材料の中で2番目に多いと言う意味です。
しかし、餌全体の多くの割合を小麦粉が占めているという事ではありません。

(例:魚粉50%、小麦40%、その他10%)ではありません!

 

原材料が少なければ、多くの成分を小麦が占めることになりますが、SERAフードは多くの原材料を使用していますのでその割合は高くありません。

(例:魚粉20%、小麦粉10%、その他70%(①10%、②9%、③8%、④7%、⑤6%、⑥5%、⑦5%、⑧4%、⑨4%、⑩3%、⑪3%、⑫2%、⑬2%、⑭1%、⑮1%)このようなイメージです!)

 

※例:()内の比率はあくまでもイメージです

 

 

他社フードの原材料と比較してみましょう!

 

【他社類似A】

フィッシュミール、グルテンミール、大豆ミール、でんぷん類、イカミール、ビール酵母、オキアミミール、乳化剤、小麦粉、オキアミエキス、魚油、シルクワームミール、卵白粉末、海苔、スピルリナ、カロチノイド、アミノ酸(メチオニン)、生菌剤、ファフィア酵母、ガーリック、ビタミン類、ミネラル類

 

【他社類似品B】

フィッシュミール、穀類、植物性蛋白質、酵母、油脂、野菜類、甲殻類、藻類、ミネラル類、ビタミン類、クエン酸

 

【他社類似品C】

フィッシュミール、小麦粉、シュリンプミール、大豆粉、ドライイースト、各種ビタミン、ミネラル類他

 

 

大豆が使用されています!!!!!

SERAフードに大豆は含まれません!

 

 

世界中で高い評価を得ているSERAフード

 

高品質な原料を使用し、丁寧に加工し、適切な配合比率で製造しています。

粗悪な原材料、安易な加工、不適切な割合のフードとは、大きく異なります。

 

 

嗜好性を高める為「魚粉やエビ粉」を増やせばよいという訳にはいきません。植物性の栄養素が重要ということを考慮しなければならないという事です。

「食べれば良い」「安くていい」では、長期飼育は叶いません。

健康を害し、水質を悪化させ、生殖機能崩壊など、様々なリスクが発生します。

 

 

SERA社は

自然環境を壊すことなく持続的に生産可能な資源の利用

観賞魚の健康を第一に考えています

 

 

生物が長生きしない!すぐ病気になる!産卵しない!孵化率が悪い!

水が汚れる!悪臭がする!フィルターがすぐに汚れる!

こんなことありませんか?

 

すぐに、給餌しているフードを見直す事をお勧めします!!!

 

 

余談ですが・・・・

日本では、観賞魚飼料の法的基準はありません。

とても残念なことですが・・・なんでもよいという事です。

ヨーロッパは、たとえ魚であってもペットにあたえる飼料には厳しい基準あります。

少々お高いかもしれませんが、大切なペットの為に「最適なご飯」を選んでみては如何でしょうか?

 

 

愛するペットのために、安全安心なフードをあげましょう(^O^)/

 

 

We Love Fish !