大切な水草の栄養素

2017.10.23

 

水の中だから見える景色。

気泡って何でこんなに癒されるのでしょうね~

 

水草育成の基本

水草の生長には何が必要なのでしょうか?

1,光(照明/ライト)

2,水

3,二酸化炭素

4,栄養素

これらのバランスが大切です。

 

今回は「栄養素」について少しだけ考えましょう!

 

水草の栄養素ってなんでしょうか?

植物は光による光合成によって成長します。

でも、光だけで成長する訳ではありません。

水を吸収し、二酸化炭素も吸収し、その他の栄養も吸収します。

 

そこで、今回は分かり難い「その他の栄養」についてです。

 

■水草の栄養素

水草の栄養素
水草に必要な栄養素

 

水草はこれらの成分を吸収して育ちます。

 

<主要栄養素(マクロ元素)>

N:窒素/P:リン/S:硫黄/

K:カリウム/Ca:カルシウム/Mg:マグネシウム

 

水草はタンパク質やアミノ酸を作り出すために、窒素(N)を水中の硝酸(NO3)やアンモニウム(NH4+)から取り込みます。

また、エネルギーを得るために、リン(P)をリン酸塩(PO43-)から取り込みます。

 

化学は難しいとお考えの方は、アルファベットをチェック!

主要栄養素のNPは、

硝酸(NO3)とアンモニウム(NH4+)と(43-)に含まれますね!

魚を飼育して排出される汚れ(硝酸/アンモニウム/リン)に栄養素が含まれていると言う事です。

 

よって、カリウム(K)とカルシウム(Ca)とマグネシウム(Mg)を補わなければならないという事が分かります。

 

 

<微量栄養素(ミクロ元素)>

Fe:鉄/Cu:銅/Mn:マンガン/Zn:亜鉛

B:ホウ素/Mo:モリブデン/V:バナジウム

 

これら微量栄養素は微量ですが重要です。

鉄はクロロフィルの合成に必要で、モリブデンは硝酸塩の吸収に欠かせません。

マンガンとバナジウムは円滑な酵素活性に不可欠です。

 

これらの栄養素も補わなければなりません。

 

 

水草が上手に育たない原因

これら、水草に必要な栄養素が不足しているかもしれません!

魚だってご飯を食べなきゃ~ 健康的に育ちません。

水草も栄養が取り込めなければ同じなんです。

 

水草の栄養源は「光と二酸化炭素」だけではありません。

 

☆鉄分不足は、葉の色が透明な黄緑に育つ

☆マンガン不足は、葉の色が薄くなり、葉脈が濃くなる

 

 

これら症状を改善し、健康的な水草の育成には!!

フロレナs9.jpg

 

フロレナは葉から吸収する水草に最適な育成促進剤です。

コケの発生を促進することなく、エビにも無害で安心です。

 

適正量は飼育水のFe値を目安に使用しましょう!

セラジャパン水槽は、最低値0.25mg/L、調整後0.5mg/Lで保っていますよ♪

 

ロタラも赤く育ち!

パールもグングン育っています!

 

■水草育成の参考↓↓↓

水草ガイド