こんにちわ!
水質って分かり難いですよね。
実は上級者やベテラン様やショップ様でも「水質の正しい調整」分かっておられない方、やりたいけど、出来ない方が多いのが現状です。
・水質調整に挑戦したけど、長期的な維持は出来ていない
・調整しなくても、死なないからやらない
・複数のテスターを使用するのがめんどくさい
様々な理由によって、魚種に合わせた最適な水質調整をしないケースがあります。
実際、テスター類を販売するメーカー様も減ってきています。
そして、アクアリウムにおけるほぼ全てのテスターを取り揃えるメーカーもセラくらいで、他にありません。さらには、その情報や知識や調節方法を説明できるスタッフも実はセラジャパンでしか出来ない特色と言っても過言ではありません。(言いすぎかな~)
測定しない限りには詳細もわからないし、分かった所でどうすればいいのかも難しいと思いませんか?
今回はそんな水質で、まずはどうすればいいの?なにを学べばいいの?と思う方へ向けた記事になります。ご自分で、まずは何をしてみようか判断できる所まで行けたら良いのではないでしょうか??
さあ、行ってみよう♪
目 次
■アクアリウムの水質
アクアリウムに関わる水質は
赤枠内の「除去する有害な物質」
下半分の「必要な値に調整する物質」に分かれます。
そして、
STEP1「水道水に含まれる有害物質」
STEP2「飼育する生き物に合わせて調整する物質」
STEP3「飼育後に発生する有害な物質」に分けて考えましょう。
初めて「水質」の壁を感じた方ちょっとだけで、いいんです。ちょっとだけ知っておけばOKなんです。難しい事は知らなくても出来ます!
ポイント①
水質は「概要/全体像」の把握
上記の図で言う所の「STEP1」と「STEP3」の赤い線で囲っている不要な物質。
「お魚、生き物に必要ない物質!」
「有害物質です!」
「0に近づけて下さい!」と言う物質です。
次に「STEP2」の水色の線で囲っている必要な物質。
「お魚に合わせて調節する物質!」
「それぞれに最適値が異なるよ~」
「最適値は健康的な生活ができるんだよ~」と言う物質です。
この2つ全部を総称して「水の質」でアクアリウムの「水質」と呼んでいます。
ここまでは、「不用なものと必要なもの」として理解してしまえばわりと簡単だと思うんです。
ポイント②
有害物質を無くす方法&環境を調節する方法
「水質」イコール「飼育方法」とは少し違います。
「水質」はあくまでも、生き物が心地よく生存できる飼育水の目安なのです。観賞魚を飼育する土台作りの基本的な要因となります。
水質の調整手法はザックリ言うと2つ!!
★有害物質を無くす方法
★最適な環境に調節する方法
日本のアクアリウムでアドバイスや意見が見受けられるのは「有害物質を無くす方法」が圧倒的に多い気がします。
当然、有害物質は「死」に直結しますので当たり前ではあるのですが、殺さないための有害物質除去だけでは、健康的な飼育にはなりません。
私たち人間に例えるならば、お魚にとっての水は、私たちの空気!「有害物質」は空気中の毒ガスみたいなものです。「最適な環境に調節する項目」は空気中の酸素濃度や湿度、温度みたいな感じと思ってください。
「最適な環境に調節する方法」がおろそかでは、やはり、必ず「短寿命」や「病気」のリスクがあると言う事になります。そのため、いくら有害物質を完全に除去したとしても「上手く飼育出来ない水槽」や「水質に問題が無いのに生き物が不調になる」という状況に見舞われます。
まずは、水質の手法論はたった2つしか存在しない事を念頭におきましょう。
初心者様は、まずはここまでで十分なはずです。
ポイント③
憶測飼育はハイリスクローリターン
水質は測定することで現実の状況を正しく判断することが出来ます。
これが最大のメリットです。
初心者こそ、測定し、数値で確認することをお勧めします。
永年アクアリウムに携わってきた上級者の方々の中には、水質なんて「水を触っていれば分かる」「魚を見ればわかる」「感覚って大切」「水質がすべてじゃないから」と・・・・・
こんな憶測と勘を頼りに生き物の命と向き合う事は適切ではありません。まるで、お医者さんが体温計も使わず、聴診器の診断もせずに顔色だけで風邪と決めつけることと同じです。
特に初心者の方は、定期的に水質を測定し、正しい現状判断がとても大切です。アクアリウムでは、お魚の健康診断は出来ませんが水質診断は可能と言う事を知っていて抱ければと思います。
アクアリウムは小さな生命と向き合う事になります。飼育水の状況をきちんと数値で確認することで、いち早く水質悪化に気づき対処することができ、飼育する生き物のより良い環境作りが可能になります。
アクアリウムを始める際は
STEP1 水道水の有害物質の除去
水道水からCl(塩素)、Cu(銅)が無い水を飼育水に使用しましょう。
出来れば、PO4(リン酸)、SiO3(ケイ酸塩)も除去
STEP2 生き物に最適な環境作りのための物質
飼育する生き物の生息水域を再現するために・・
飼育水のpH値、gH値、kH値を最適値に調整しましょう。
更に、水草は、Fe(鉄)、CO2の調整が必要です。
海水魚(サンゴ)は、Ca(カルシウム)、Mg(マグネシウム)の調整です。
庭池のアクアリウムや過密飼育水槽は、O2(酸素)の調整です。
STEP3 飼育後に発生する有害物質の除去
飼育後は定期的に、NH4/NH3、NO2、NO3、PO4を測定し、極めて低い値であることを確認しましょう。
もし、これら有害物質が検出された場合にはいち早い対応が必要です。
この3つのポイントを念頭に置いてほしいのです。
水質を測定すれば、きっと問題解決に繋がります。
【動画】水質への理解 4つのポイント
<水質管理サポート>
各物質には危険である数値や理想の数値が定義付けられていますので、詳しく知りたい方はコチラを参考になさって下さい。
記録紙もついていますので、印刷して使ってくださいね。
■巷の噂話
お話は戻り、巷の対処法の中には
「pHを上げるのであれば〇〇を入れればOK」←ほんと?
「〇〇がいいよ!」←どういいの?
「〇〇で回避!」←死の回避?アンモニアだけの回避?
「〇〇は有害物質を除去」←どの物質をどれだけ除去するの?
「我が家は〇〇で成功しています」←我が家だけのお話ですよね?
など、検索すでば山ほど出てきます。
しかし、とても曖昧で、主観が多く参考にしかなりません。
ネットの情報を参考にやっても「〇〇をしたのに上手くいかない」「〇〇をしたら良くなった気がする」場合の方が多いのです。
「良くなった気がする」と言うのは「悪くなっていない」に置き換えられませんか?そもそも、改善前のお水の水質が分からなければ、なにが変わったのかも分かりません。「見た目」だけで判断するしかないからです。
「見た目が綺麗=水質がいい水」ではありません!
例えば、茶色い麦茶と透明なトイレの水、どちらが綺麗な水でしょうか?透明で綺麗な海水は熱帯性淡水魚にとって良い水なのでしょうか?という話です。
<活性炭の危険性を検証>
飼育水を透明にする活性炭ですが、粗悪な活性炭は飼育水を透明にすることはできても、悪い飼育水にしていることが発覚しました!!!
■飼育の為の水質管理
本来、理想的な水質を把握する
水質を測り、確認する
何を削除し、何を補うかを明確にする
「有害物質の除去」or「各項目の調節」を明確にする
確実に効果のある安全な製品で調整する
セラジャパンはこれらの順番で水質調整が出来て、初めて「飼育」と思っています。私たちは、これら一連の水質調整アドバイスが出来るよう、日々、勉強しています。
魚種別の飼育方法については知識が及びませんが、全てのアクアリウムに共通する基本的な水質の良し悪しは、全世界共通の情報として持ち合わせております。
セラジャパンは、ドイツSERA製品を皆様にご提供しています。
★豊富な水質測定試薬(テスター)
★効果的な水質調整剤(ウォーターコンディショナー)
★高品質なろ過材(フィルターメディア)
★安全安心な観賞魚フード
★様々な飼育用品
ドイツSERA社は、アクアリウム総合メーカーなので水槽から照明、エサ、ろ材、試薬、すべての飼育用品を製造しています。総合メーカーである強みは「アクアリウムを知っている」という事です。そして、世界基準の品質を保持しているという事です。
アクアリウムはドイツ発祥
技術および知識はドイツが最先端
私たちはドイツSERA社から、基本的な飼育方法、水質に至るまでの専門知識を学び、皆様の飼育サポートを行っています。
飼育水の水質を測定し、調整方法が分からない時はお問い合わせください(^O^)/
・・・
「水質なんか考えなくても・・」
「全部セラ使っていれば簡単に飼育が出来るのにー」
やばっ!本音出た。
どうぞ、セラまみれになってみませんか(笑)
簡単で健康的な飼育方法を取り入れてみませんか?
少々、測定の日々になりますが、安心ですよ!
少し長くなりましたが、今回は初心者が熱帯魚の水質を学ぶ時に本当に大切な【3つのポイント】と言うテーマでお話させて頂きました。
少しでも水質に触れてみる気になった方は是非覗いてみましょう↓↓
☆ 水質ガイドは こ ち ら ☆
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└─→ http://sera.co.jp/?page_id=1284