水槽でお魚を安全に飼育する為の一歩!
「始めた時」こそ「初心者の方」こそ「分からないから」こそ
【飼育水の水質測定】をお勧めします!
目 次
<必要で有益な水質項目>
<有害で危険な水質項目>
<セラ製品の特長>
■アクアリウムの水質とは
アクアリウムを楽しむ為に測定する水質は大きく2つに分かれます。
<必要で有益な水質項目>と
<有害で危険な水質項目>です。
皆さんはどちらを気にしてますか?
「水道水の塩素(カルキ)は有害です」「魚の排泄物はアンモニアになり危険です」などのフレーズは良く耳にする為、多くの飼育者の方々は<有害で危険な水質項目>の方を注意しているようです。しかし<必要で有益な水質項目>の方は、飼育する生き物によって異なり、今一つ、正しい認識がされていないようです。
<必要で有益な水質項目>
飼育する生き物(観賞魚)が好む環境を確認するためのもの
-水温・pH・kH・gH・O2・CO2・Fe・Ca・Mg-
これらの項目は、飼育するお魚の種類によって異なります。
そして、多少誤差が出ても、生き物の生命に瞬間的に直結するものではありません。
しかし、とても重要項目なのですが見落としがちな水質です。
飼育する生き物が生まれ育った水質を作り出すために必要不可欠な部分になります。
例:南米アマゾン川
pH値:弱酸性(6~7)
kH値:3~4°dkH
gH値:6~8°dGH など
例:海水魚
pH値:弱アルカリ性(8~8.5)
kH値:8~10°dkH
gH値:Ca値400~450mg/L、Mg値1300mg/L
観賞魚は様々で、生きていた場所が異なれば水質も異なります。
生き物は好まない環境での生活はストレスとなり、時間をかけて体調を崩す要因になる場合があります。
<有害で危険な水質項目>
飼育水に存在しない方が好ましい物質
-NH4/NH3・NO2・NO3・Cu・Cl・PO4・SiO3-
これらの項目は、生き物の生死に直結し、すべてのアクアリウムに共通しています。どの項目も有害な物質に該当し、生き物を飼育するうえでとても重要な測定すべき水質です。
■【水質の測定】とは何なのか!
多くの水質を測定する事で、飼育水の状況を把握する事が出来ます。「現状の把握」や「今後、起こりうる危険予知」や「迅速な対処」のためには水質測定が大切になります。
無色透明な水質を測定しないで知ることは不可能です。
私たち人間の健康診断のようなものだとご理解ください。
<有害で危険な水質項目>と<必要で有益な水質項目>の両方を測定し、正しく水質を把握する事がとても大切です。
セラジャパンでは、初心者の方にこそ、試薬を使用してアクアリウムを楽しんで頂きたいと切に願います。透明な水は憶測だけでは、決して判断する事ができません。
透明だから綺麗な水とは限らないのです。
試薬測定の管理に慣れるまでは抵抗があるかもしれませんが、研究者になったつもりで楽しんでやってみてください。
お酒を飲みながら、水槽を眺めて、水質を測りながら、思考をする楽しみ方もありますよ♪
測定する前に、数値の予測を立ててから測定し、実際の数値と自分の出した予測を比較しながら水質と向き合う事がアクアリウムの醍醐味だと思います。
セラ社は飼育者の皆様がなるべく気軽に試薬で飼育水を確認し、アクアリウムを楽しんで頂けるように工夫をしています。
<セラ製品の特長>
★誤飲防止の安全機能の押し回しキャップ
★内容量(15ml)が多く使用回数が多い
★ボトル容器に使用方法を簡易的に表示
★見やすく、メンテナンスし易いガラスの試験管
セラ製品は世界中の国で愛用され、説明書に他国の言語が一緒に記載され、大変分かり難くなっており申し訳御座いません。日本で販売している物に関しましては、セラジャパンでオリジナルの日本語説明書を同封しています。
■「あれっ?」と思う前に水質測定!
水質は、私たち人間で言う、血圧・心拍数・血糖値・骨密度など、パッと見では分からない健康状態を見極める項目に近いのです。これら数値に異常がないから問題が起きないという訳ではありませんが、健康/正常を判断するうえでとても重要なのです。
血圧が高い場合には下げる工夫と努力、pH値が高い場合も同じで下げる工夫と努力をしなければ、危険と隣り合わせということと同じです。
ワンちゃんやネコちゃんはペット獣医の動物病院があります。
しかし、お魚は魚類病院がありません!
飼育水の測定は、水槽の健康診断だと思って下さい。
実際に水質を測定して結果を見ても、どう対処して良いのか分からない場合は、気兼ねなく、セラジャパンへご相談ください。
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アンモニウムとアンモニア(NH4/NH3)
アクアリウムのpH値
pH値とkH値について