ソフトコーラルの開花

2018.7.12

暑い日々が続いておりますね!

来週は海の日です。

「海」関連でセラジャパン事務所水槽のサンゴをご紹介します~

 

オーバーフロー水槽でもありませんし

プロテインスキマーもありません

当然、カルシウムリアクターもありません

 

簡単な種類を選び、綺麗な水質を維持できれば、サンゴの飼育も楽しめます。

 

 

まず1つ目のサンゴは、カタトサカの種類だと思います。

二次ポリプも開いてますよ!淡いグリーンの綺麗なトサカです。

カタトサカの仲間

 

次は、ムラサキハナヅタの仲間です。

アクアリウムでは「スターポリプ」なんて呼ばれてます。

見た目が「星」みたいな触手だからでしょうか(*´▽`*)

 

元々は茶色でしたが・・今はグリーンになりました。

ラッキー!!

メタルハライドランプのおかげかもしれません!

ムラサキハナヅタ

 

セラジャパンでは、光に依存する「ソフトコーラル」がメインです。

比較的、飼育し易く、海水魚と一緒に楽しめます。

 

飼育において気にしていることは

★サンゴ専用の人工海水

★定期的な水換え

★明るめの照明

★適度な水流

 

マリンアクアリウムも良いですよ~

 

でも、

近年、サンゴの輸入が難しくなっています。

ひと昔前までは、インドネシアから多くのサンゴが輸入されていましたが、自然界のサンゴを守る方向に向かっています。

サンゴは保護動物に該当し、年間の採取や輸出量に制限があります。

 

今後は、人工的に養殖されたソフトコーラル(トサカ・キノコ・マメスナ・ディスク)やイシサンゴ(ミドリイシの仲間)だけになるのではないでしょうか!

一世風靡した、ナガレハナやタコアシ、ハナガサなどのリーフタンクを今後は再現出来なくなると思うと残念です。

 

ちなみに、ドイツでは既に数十年前から人工的に増やすことの出来る種類で楽しむマリンアクアリウムが主流です。

キクメイシやハナガサでさえも水槽内で増殖し岩肌を浸食していることに驚きました。

 

是非、アクアリウムを通じ、水槽を通じ、自然と向き合う事も大切ではないでしょうか!

 

業界内では

「輸入規制前に大量に輸入しよう」

「今のうちに売ってしまおう」

などの声も聞こえますが・・・

 

出来れば

「どうやったら、貴重な種類を水槽で増やせるのか」

「どうしたら、失敗しない飼育方法を伝えられるのか」

を議論してもらいたいものです。