観賞魚フード☆健康と栄養学

2025.3.14

-はじめに-

アクアリウムと向き合う際に・・・

「観賞」として「ペット」として、「魚類学」「環境学」「化学」「生物学」「栄養学」などなど、とにかく沢山の要因を考えなければなりません。また、閉鎖された特殊なアクアリウム(水槽環境)と言う空間の中では、生き物たちの健全な成長をサポートする事はとても大変なことです。

 

しかし、アクアリウムは癒しを与えてくれ、奥深く、面白い。

今回は、アクアリウムにおいて食事の重要性「栄養!」と「健康!」にフォーカスしていきます。

 

本記事が皆さまの飼育に役立つヒントとなれば幸いです。

 

 

目次:

観賞魚の魅力

健康的な飼育を考える

QOLとは!

魚の栄養要因

餌と免疫力の関係

食事の重要さと選び方

SERAフードの特徴

よくある質問Q&A

まとめ

 


 

観賞魚の魅力-

 

観賞魚とは、人間に癒しを与えるために水槽や池などでペットとして飼育される魚類を指します。これら観賞魚の飼育を総称してアクアリウムと呼んでいます。

 

具体的には、金魚やメダカ、色鮮やかな熱帯魚や海水魚など、実に様々な観賞魚を自宅の水槽で飼育する事が出来ます。これら観賞魚たちは、種類によってそれぞれに異なった食物を好みます。

 

例えば、小さな魚やエビを好んで捕食する「肉食性」の魚もいれば、植物や苔などを好んで食べる「草食性」の魚もいます。当然、どちらも食べる「雑食性」の種類が多く存在しています。また、多くの魚は季節や成長に合わせて食性が変化するものや、捕食の為の行動や運動も飼育する上で考慮しなければなりません。

 

また、単独1匹での飼育が望ましい種類もいれば、複数匹のグループ飼育が望ましい種類もいます。小さな水槽で1匹で飼育する事がその生き物の最適な家族構成でない場合もあることに注意してください。

 

 

綺麗な水槽を眺めているとインテリア性が強く忘れがちになりますが、この小さな水景の中には魚が泳ぎ、ペット飼育であることを常に思い出してください。生き物達の幸せな環境と健康的な飼育は飼い主の飼育方法次第で大きく左右されます。

 

 

観賞魚の健康と幸せを考えて飼育しましょう!

 

 


 

健康的な飼育を考える-

 

代表的なペットであるワンちゃんや猫ちゃんであれば、ペットが体調を崩した時には動物病院があります。しかし、観賞魚を診断してくれる病院はほぼありません。また、哺乳類よりも小さな魚類は他の生き物よりもデリケートな生き物たちです。そのため、病気にならない飼育方法を優先して取り入れなければ、「病気」→「治療」の繰り返しに頭を悩ませることになります。

 

観賞魚の発病リスクは、魚の飼育環境悪化によって引き起こされることが分かっています。なんと、その確率は約60%ほどと研究結果が出ています。そのため、体調を悪くさせない飼育環境を日頃から徹底することが大切です。

 

重要ポイント!!!

 

アクアリウムをやっている方へ質問です。

「飼育者の喜び」or「ペットの喜び」

どちらを優先していますか?

 

 

本来は「ペットの喜び」が「飼育者の喜び」となります。

でわ!「小さな水槽」「簡易ろ過」「頻繁な水換え」「水換えなし」「1匹単独飼育」「水草無し」「底砂なし」「照明なし」「水質調整無視」「毎日同じエサ」「一番安い餌」など

これらは、ペットの喜ぶ飼育方法と呼べるのでしょうか?

「飼育方法」と「生かし方」は似て異なります!

 

健全な生き物の飼育は、ペットの喜びに寄り添うことが大切です。しかし、家の中に飾る水槽と考え始めると、なるべく安く!なるべく手間のかからない!水槽ではじめたいと考えてしまいます。

これはアクアリウムがインテリア的な要因を感じさせ、無機質なホビーであると勘違いを発生しているからです。インテリアアクアリウムを否定しませんが「インテリとしてのアアクアリウム」と「ペット飼育のアクアリウム」では、ことなったやり方が存在する事をお伝えします。

 

 

弊社は、ドイツ思考のペットアクアリウムを推奨するメーカーです。

 

さて、ペットとしてアクアリウムを行うためには・・・

飼育する生き物たちの、適切なストレスケア、行動、食事、休憩、環境、社会性、水質など、観賞魚にとって取り巻く全ての状態、環境の見直しが必要です。これら環境を整え、より良い環境で飼育する事をQOLと言います。

 

QOL!!!

Quality of Lifeは「生活の質」と訳され、生活の豊かさ、健全に活動できる生活の構成の事です。

 

飼育が上手くいかない方や病気を繰り返している方は、一度、ペット志向アクアリウムにそって飼育方法を見直してみましょう。

 

 

 

 


 

QOLとは!-

 

QOLとは「生活の質」の事ですが、お魚のQOLについてはどのような事でしょうか。

 

近年、ワンちゃんや猫ちゃんの飼育においては浸透しつつあります。しかし、観賞魚に対してQOLを説明しているお店や情報はとても少ないのが現実です。

 

よく、ドイツと日本のアクアリウムの違いを問われますが・・・

大きく異なる事は、観賞魚を飼育する時にQOLを優先するかしないかという点であると回答しています。

 

QOLは大きく4つの分野から成り立っています。

 

 

 

 

●身体的な分野
【健康的に日常生活をおくれるか?】

具体的な事:病気、フード、十分な育成など

 

●心理的な分野
【ストレスなど精神的な部分は軽減できているか?】

具体的な事:行動制限によるストレス、気分、グループ行動

 

●社会的な分野
【同居の仲間・飼育者との関係は良好か?】

具体的な事:コニュニティ、グループ形成、飼い主とのコミュニケーション など

 

●環境面の分野
【住居構造や自由な運動など生活環境に十分か?】

具体的な事:水質、水槽の広さ、自然の再現 など

 

以上の各項目について、私たちのペットはどれくらい納得し満足感を伴う生活を送っているのでしょうか?

 

 

 

このQOL(ペットの)に関連する言葉で「5つの自由」という言葉も重要です。

 

 

5つの自由とは!

 

 

①飢えと渇きからの自由
…適切なフードやきれいな水を与える

 

②不快からの自由
…清潔で安全な環境において飼育する

 

③痛み・傷害・病気からの自由
…疾病の予防・診断・治療など健康管理を実施する

 

④恐怖や抑圧からの自由
…恐怖・不安・ストレスを与えない適切な方法で飼育する

 

⑤正常な行動を表現する自由
…行動するのに十分な空間を設ける、仲間との関係を配慮する

 

 

 

それぞれ「~からの自由」と訳されていますが、「動物たちからの要望(ニーズ)」と読み替えると判りやすいです。
私たち飼育者が「要望」に応えることがペットのQOLの向上につながります。

 

逆を言うと・・・

 

QOLの向上が出来ていない飼育環境は、上手く飼育出来ない!

 

厳しい言い方ですが・・・

生き物をペットとして飼育する土台にいない!

と言わざるを得ません。

 

アクアリウム自体をインテリア的にとらえている方はお魚が入っている場合、少し考えてみてください。

 

次は「身体的な分野」健康的な飼育を知るうえで魚の栄養について考えて行きましょう!

 

 

 


 

魚の栄養要因-

 

生き物たちは、生きていくために栄養を摂取しなければなりません。

お魚も私たち同様に、食べ物から栄養を取り込まなければ生きていく事は出来ません。

必要な主要栄養素は、タンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルなどです。

勿論、どれか一つだけを取り続けても健康的とは言えません。

 

主要栄養素の役割をおさらいをしておきましょう。

 

 

■タンパク質

タンパク質は、筋肉や組織をつくる上で最も重要な栄養素です。

タンパク質は、動物性タンパク質と植物性タンパク質があり、一般的には動物性タンパク質の方が早く取り込まれます。

そのため、肉食性の魚は短く真っすぐな腸を持ち、草食性の魚は長い螺旋形の腸をしています。

魚の種類によっても必要な量は異なりますが、大まかには肉食魚は植物を食する魚よりも多くのタンパク質が必要とし、草食の魚は植物性たんぱく質を多く必要とします。

 

 

■炭水化物

炭水化物は、体を動かすエネルギー源として利用されます。

特に金魚は、タンパク質よりも消化吸収に優れた炭水化物を必要とします。※ページ下部、よくあるご質問Q&A-Q2の理由でのあります。

タンパク質とは逆で、植物を食べる魚は肉食魚より、多くの炭水化物を必要とします。

 

 

■脂質

脂質は、エネルギー源となる他、細胞膜(細胞の内側と外側を分けるための膜の事)の構成要素としても重要です。

脂質に含まれる不飽和脂肪酸は、体内で生成する事が出来ない為食物から取り込まなければなりません。

 

 

■ビタミン

ビタミンは、生体の機能を正常に維持するために必要な栄養素です。

ビタミンの欠乏は、免疫力を低下させ病気に対する抵抗力を弱めます。

過度のストレスはビタミン不足を引き起こし、様々な欠損症状を引き起こします。

 

 

 

■ミネラル

ミネラルは、骨や歯の構成要素となるほか、体内の様々な機能を調整する役割りがあります。

ミネラルも種類が豊富で、カルシウム、リン、鉄、亜鉛など

 

 

さて、観賞魚はこれらの栄養をどれくらいのバランスで取れば良いのか・・・

※勿論、魚種にもよりますが、大半のお話です!

 

  • タンパク質:30%~50%
  • 炭水化物:20%~40%
  • 脂質:10%~20%
  • その他:ミネラル・ビタミン

 

上記の様なバランスが望ましいとされています。

 

ここで声を大にして言いたい事は

 

 

「細かい数値を気にするな」

例えば、1日2粒のエサを与えた場合、2粒のうち何%のタンパク質を吸収できたか?

何%のビタミンが不足しているのか?分からないということです。

よく「何gのご飯をあげれば良いですか?」とご質問を頂きます。

しかし、その個体の体調変化、吸収率までを計算する事は非現実的です。

細かい数値や1つの要因に捕らわれず、バランスを考えましょう。

 

 

「一般飼育と学術研究は別である」

私たちの食事も摂取するタンパク質量やビタミン量をg単位で吸収率を考えられる人はいません。

勿論、g数で管理をしている方はいますが、あくまで、食事量での計算ですね。

全てはバランスです。

あくまでも過剰摂取は控え、足りてない分だけ補うような食事が限界だと思います。

一般飼育において、学術的な専門知識が必ずしも必要ではありません。

 

 

「バランスの良い食事を心掛けよう」

観賞魚において飼育者が心掛けることは、1つのフードだけを給餌するのではなく、複数の異なったフードによるバリエーション豊かな食事を提供する事です。

これをミックスフィーディングと呼んでいます。

ワンちゃんや猫ちゃんにも最近では取り入れられています。

自然界の魚たちは、実に様々な食物から栄養を取り込んでいます。その数約70種類以上とも言われています。

水槽飼育の魚たちには、異なったフードを交互に給餌するミックスフィーディングを行ってください。

 

 


 

餌と免疫力の関係-

 

お魚を飼育して、誰もが頭を悩ませることは病気ではないでしょうか!

白点病や尾ぐされ病など、観賞魚特有の病気は様々です。

 

病気の主な発生原因は、水質悪化や水質変化によるものですが、過度なストレスが原因となり発病を引き起こすことがあります。先に述べましたが、閉鎖的で狭い空間で飼育する観賞魚は、常に様々なストレス環境にあることを忘れてはいけません。これら病気を予防する際も、私たちと同様に考えることが上手に飼育するためのポイントです。

 

 

免疫力の向上

耐病性を高めるためには、免疫力を高める飼育が重要です。

実は、昨年ドイツSERA社のウンターガッサー氏が魚の病気について詳しく記載した本を出版しました。

彼は長年SERA社に勤め、ディスカスブリーダーや水族館に技術や知識を教えている先生です。

 

■YouTube:本の紹介

 

 

この本には、大変興味深い記事が記載されていました。

「多くの病気は日々の給餌によって大幅に回避できる」

 

 

日々の給餌を考える際に、どうやったら免疫力を高められるのか?という考えのもと食事のメニューや給餌方法に工夫をしてみてはいかがでしょうか。

よく食べ!良く太る餌!を優先するのではなく、より健康的なエサ!より病気にならない餌!を気にしてみては如何でしょう。

 

 

ImmumPro

近年発売が開始されたイムンプロは、腸内フローラのバランスを改善し、腸内環境を良くします。

 

【栄養と腸活】NEWイムンプロの紹介

 

 

Fishtamin

フィッシュタミンは、観賞魚のビタミン補給剤です。

産前産後、病気の予防、治癒力の向上、ストレスケアなどに効果的な製品です。

 

NEW フィッシュタミン!少々変わりました

 

飼育しているお魚の健康状態を見極めながら、病気になり難い身体づくりの献立を考えましょう。

免疫力を高めることで、病気になり難い!すぐに完治する!健康的な飼育が可能になります。

 

 

 


 

食事の重要さと選び方-

 

今回の記事では、飼育する観賞魚のエサについてお話しています。

先にも述べましたが「私達の食事と同じように考えることが重要」という事がポイントです。

 

 

 

成長過程で考える!

当然、稚魚の時と成魚の時でも必要な栄養が違う事もあります。魚の種類にだけフォーカスするのではなく、成長のフェーズを考えて食事を考えることも必要です。

 

赤ちゃん、10代、20代・・・50代、70代では、食事って変化しますよね!!!お魚も同じです。

 

稚魚の時は、成長を促進させ、免疫力を高めることを気にしてください。稚魚には、少量のご飯を複数回に分けて給餌する事も大切です。やや大きく成長した成魚には、色々な食物を食べさせてください。また、繁殖期にはビタミンやミネラルの補助も忘れないでください。年老いた老魚には、より、消化が良く、内臓に負担のかからないものが最適です。

 

食性で考える!

魚はエビや小魚を好む「肉食性」と苔などを好む「草食性」、そのどちらも食べる「雑食性」に分かれます。餌を選ぶ際は、飼育する魚の食性を見極めてフードを選んでください。

また、グッピーにはグッピーフードだけ!ベタにはベタフードだけ!という固定概念はお勧めしません。当然、専用フードはその魚の栄養を考えて作られていますが、その他の餌が害になることはありません。

 

日本人は和食だけ!イタリア人はピザとパスタだけ!ってことはありえないですよね。

 

 

栄養バランスを考える!

観賞魚のフードはアクアリウムをしている環境下では頼らざるを得ないツールの一つです。バランス栄養食品といった感じがイメージしやすいと思います。しかし、1つのフードだけの単調な食事では、バランスの良い食事をサポートする事は出来ません。

 

毎日、ラーメンでよいですか?お魚も同じです。

 

出来れば、美味しい食べ物を優先するのではなく、健康的な食事を心掛けましょう。1日の食事は「主食」「副食」「おやつ」のような、異なった風味のフードをローテーションするミックスフィーディングを行ってください。

 

ミックスフィーディング!!!覚えましょう(^O^)/

 

 

 


 

SERAフードの特徴-

 

当HPのエサガイドの中にもこちらの話題が出てきますが、魚の餌の評価はどのようにするでしょうか?

 

大半の方は「食いつきが良かった」「水が汚れなかった」「手頃な価格」などの評価だと思います。なぜ?栄養や消化について論じられないのか?不思議なところです。

SERA社は、生き物に合った適正な餌である事は勿論、栄養化にも十分に配慮して観賞魚フードを作っています。そして、なによりも「水を汚さない餌」という事に関して、最大限の努力をしています。

 

 

 

消化に良い工夫

SERA社は、原材料の全てを一度細かく粉末状に加工します。その後、フレーク形状や顆粒形状に再形成します。これは、赤ちゃんの離乳食のように、体内に入った時に細かい粒子となり消化吸収性を高める効果があります。とても原始的ですが理にかなっています。

 

さらに、消化吸収性が高いという事は、排泄物の質を高め、水質の悪化を最小限にとどめる事が出来るという事です。

 

なるほど!!!

 

 

細かい粒子

始めてSERAフードを使用すると、お魚がエサをつついた時に餌がパラパラと砕け、細かい粒子が水中に散らばる様子を見て「水が汚れる」と心配になります。しかし、この細かい粒子はエビや小さな魚にとっては非常に捕食し易い形状になっています。さらに、この細かい粒子は、植物や土中にいるバクテリアが分解しやすく、腐敗する事無く処理されます。

 

 

凄くないですか!!!

 

 

SDGz

さらに、近年はNatureシリーズといって、人工着色料と防腐剤不使用のエサに変更しました。餌はとても地味な色彩となり、嗜好性が心配されますが、とてもよく食べるので不思議です。しかも、全ての原材料は人間が作り出すことの出来る原材料を優先し、ビーパンシリーズでは対価タンパク質に昆虫ミールを使用しています。

 

ビックリ!!

 

 

プロバイオティクスやプレバイオティクス

巷には「嗜好性抜群」とか「良く太るパワーフード」なんてエサもあるようですが、SERA社のフードはすぐに良さを実感できるものではありません。実に地味です。食品栄養価での効果は続けるから意味が出てきます。

また、殆どのフードにプレバイオティクス効果のある原材料が含まれています。

近年は「イムンプロ」という画期的なフードを販売開始しましたが、魚の善玉菌を増やし、悪玉菌を減らすといったプロバイオティクスフードを作っています。

 

 

マニアックすぎ!!!

 

 

SERA社は、世界的に見ても観賞魚フードの製造において先進的な企業です。それは、ドイツの厳しいペットフードの基準を満たしつつ、常に新しい製品開発に努力を惜しまない姿勢が高い評価を得ています。

 

「食べる」or「食べない」という安易な考え方ではなく、「健康的」and「水を汚せない」and「環境に優しい」という理想を叶える観賞魚フードを皆様にお届けしています。

 

これらの思想は、飼育するペットである観賞魚の幸せを優先して考えているからこそです。勿論、ヨーロッパでは観賞魚もワンちゃんや猫ちゃん同様にペットであるという法律から、ペットフードにも厳しい基準が設けられています。

 

 

 


 

 

よくあるご質問Q&A-

 

Q1. 「淡水用のフードを海水魚に与えても良いですか?」

A1. 一部の魚(アフリカンシクリッドや金魚)を除き、殆どのkん小魚に、どのフードを与えても、基本的に毒になる事はありません。

しかし最適なフードではないことに注意しなければなりません。海水魚には、海水魚に適正なフードをメインフードとして与え、サブフードとしてその他のフードをご使用ください。

 

 

Q2. 「金魚に熱帯魚フードを与えてもいいですか?」

A2. 熱帯魚フードは適性ではありません。金魚は熱帯性とは大きく異なる内臓器官の為、金魚専用フードが最適です。熱帯魚用フードを与えると消化不良を起こす場合がありますので、ご注意下さい。

 

 

Q3. 「生餌や冷凍エサは与えても良いですか?」

A3. 問題ありませんが注意が必要です。生餌は魚たちの捕食要件を高めます。しかし、水を汚しやすくなるので注意してください、更に生餌や冷凍エサから、雑菌を持ち混み感染症のリスクが高まる事にも注意が必要です。

 

 

Q4. 「複数の原材料が使用されているのに、何故、違う種類の餌を与えなければいけないの?」

A4. 単調な食事は健全ではないからです。例えば、私達も肉野菜を含むチャーハンを毎日3食では健康的な食事とはいえません。心身的、身体的ななQOL向上にも繋がります。

 

 

Q5. 「初心者なので、お勧めの餌を教えてください」

A5. 初心者にはフレークフードをお勧めします。しかし、1種類のエサだけを給餌する事はお勧めしません、フレークフードをメインにサブフードを選んでみて下さい。

 

 

 

QOLを思い出して下さい。

 

SERAおよびセラジャパンは、QOLの向上を前提とした飼育を推奨しています。

難しい飼育方法でもなく!水質マニアな飼育方法!でもありません。お魚を飼育する上では、基本の環境構築の一つです。

 

生き物に良い餌を選ぶのであれば「食べればよい」ではなく、「食べてよいもの」を選ぶ事をお勧めしているということです。そして、主食のフードとは別に、副食フードやおやつ的なフードなど、複数のフードを交互に給餌することがQOLの向上につながります。

 

 


 

まとめ-

 

観賞魚に与える餌を考える時に、ただの大きく育てるための「食物」という事だけではなく、健全な捕食行動、ビタミンやミネラルの補助、免疫力の向上、水質にも影響がある事、そして、与える量は勿論ですが、与える種類の工夫(ミックスフィーディング)についても重要である事をこの機会に知ってください。

 

美しく育てるためには、餌の品質だけでは語れません!

 

正しいエサを選び!

 

飼育している個体に寄り添ったサポートが大切!

 

常にQOLを考えましょう!

 

 

 

アクアリウムにおいて、毎日与える食事は生き物の健康に直結しますが、その種類や与え方によっては水質悪化を招き、よかれ給餌したことによって体調を崩すこともあるという事を考えなければなりません。

 

 

食性に合った餌

生き物が本来望む形状や栄養バラスのとれた餌(専用フードをメインに副食を構成する)

 

 

消化の良い餌

胃や腸に負担がかからず、栄養を効率よく体に吸収できる餌(細かい粒子に柔らかくなる様な餌)

 

 

吸収の良い餌

栄養を吸収する時に、効率の良い環境下で栄養を吸収できる餌(腸活になる物が入っている餌)

 

 

毎日与える餌は、大きく育てるだけのものではありません。餌の与え方次第で、病気を予防する事も治癒を高めることに繋がります。そして、エサの品質次第で、水槽の飼育水悪化を最小限にとどめる事もできます。

アクアリウムでは、ろ過システムや水質の管理もとても重要ですが、エサもとても重要である事をご理解ください。

 

そして、この記事を機会に「ミックスフィーディング」を取り込んだ食事メニューに取り組んでください。

 

SERA社は、世界で認められている観賞魚飼料を製造しています。

 

 

 

SERA社とセラジャパンは

観賞魚の健康を応援します(^O^)/