【動画】初心者に伝えたいNH4/NH3の考え方
難しい水質ですが・・・
それぞれの特性を知る事でアクアリウムの理解を深めましょう!
アクアリウムでは色々な水質が複雑に関わっています。
人間の関わり、関係性に置き換えると分かりやすいです。
NH4/NH3って?
「NH4/NH3」は「アンモニウム/アンモニア」と言う事です。
2つの異なった物質を記載しています。
アクアリウムでは主に有害なアンモニア(NH3)に注意しましょう。
アンモニウム(NH4)はそれほど気にすることはありません。
注意すべきアンモニア
アンモニア(NH3)は、魚の排泄物や残飯から生成される有害物質です。よく似た物質のアンモニウム(NH4)は、魚にとって無害な物質です。
アンモニア(NH3)は、エラの毛細血管から血液中の酸素を奪い取り、魚を酸欠にしてしまいます。
多くの酸欠症状は、このアンモニア中毒症であるかもしれません!!!
具体的な症状
★水槽セットして1~2週間後に死んでしまう
★水合わせの最中に魚が弱ってしまう
★水面で苦しそうにパクパクする
このような場合には、アンモニアを疑ってください。
アクアリウムでは、この有害なアンモニアの発生を少なくするためにろ過フィルターが重要な機能を果たします。
バクテリアという微生物の分解作用でアンモニアを分解している場所がろ過フィルター内部のろ過材で行われています。
よって、ろ過が機能していないとアンモニアが分解されずに、アンモニア中毒症を招くことになります。
NH4とNH3の変化
実は水の状況によってNH4になったり、NH3になったりします。
飼育水のpH値が7以下の時は無害なアンモニウムに変化!
飼育水のpH値が7以上の時は有害なアンモニアに変化!
pH値によって、有害なアンモニア(NH3)が発生したり、無害なアンモニウム(NH4)に変化します。
※pH値の高い、金魚や海水魚はアンモニアに注意!
アンモニアが高い場合は、アクアチューナーによる救急対処をお勧めします。しかし、海水水槽でサンゴ等の無脊椎動物を飼育している場合には使用せずに、速やかに飼育水の交換をして下さい。
NH4/NH3テストの測定方法
飼育水のアンモニアを測定する為にはNH4/NH3テストを使用します。
本品は、あくまでもNH4のアンモニウムを測定しているにすぎません。アンモニアの濃度は、飼育水のpH値とアンモニウムの測定値を参考にして割り出します。
【関連製品】
測定のための製品 NH4/NH3テスト
除去するための製品
※ここでは、あくまでもアクアリウムに関連した内容での記載を行っています。化学的な意味合いとは異なる不適切な表記がありますがご了承ください。