【動画】初心者に伝えたいkH値の考え方
難しい水質ですが・・・
それぞれの特性を知る事でアクアリウムの理解を深めましょう!

アクアリウムでは色々な水質が複雑に関わっています。
人間の関わり、関係性に置き換えると分かりやすいです。

kHって?
KHとは、炭酸塩硬度と呼ばれアルカリ度を表します。
KHテストは、飼育水に含まれるミネラルと二酸化炭素から生成されるHCO3を測定しています。
アクアリウムのkH値
アクアリウムにおいて、KH値はpH値の変動を緩やかにする重要な働きがあります。ようするに、KHが無い水はpH値が大きく変動するために魚にストレスを与えます。
昼間は元気だった魚が夜間に体調を崩す場合は、夜間のpH値の変動が原因かもしれません。
多くの場合、pH値の変動は夜中に引き起こります。
また、水質を調整する(pH値に関与する)製品を使用する場合には、必ず、kH値の確認をしてください。
最低でもkH値は、4°dKH以上になるように飼育水を調整してください。
kH値が極めて低い水は、pH値が急変するリスクがあります。
kH値の調整
kH値はgH値のおおよそ半分に向い傾向があります。
例:gH値が6°の時→kH値は2~3°
gH値が10°の時→kH値は4~5°
よって、gH値が0ならばkH値は略上昇しません!
また、CO2が極めて少ないと・・
仮にgH値が6°であっても、kH値が0という事にもなります。
★kH値を上昇させる方法
KH/pHプラスを使用しましょう。KH/pHプラスを使用しても安定しない場合は、ミネラルソルトと二酸化炭素の供給を行ってKH値を上昇させてください。
★kH値を下げる方法
kH値を下げ、弱酸性の飼育水を作るためには、スーパーピートをご使用ください。スーパーピートの特性上、KH値は徐々に下がってしまいますが問題ありません。pH値を弱酸性に保つ効果のあるピート成分がpH値の上昇を緩和するからです。
しかし、過剰な酸素(エアレーション)や二酸化炭素を供給している場合は注意し、定期的なpH値の確認をお勧めします。
【関連製品】
測定するための製品 kHテスター
上昇させるための製品 kH/pHプラス
※ここでは、あくまでもアクアリウムに関連した内容での記載を行っています。化学的な意味合いとは異なる不適切な表記がありますがご了承ください。