皆様、こんにちわ。
今回は「酸素(O2)があるのに、酸欠状態になってしまう」
そんな方に向けた記事になります。
弊社にもよくお問い合わせがあります・・・
Aさん
「O2テストを買って、測ってみたけど、数値は安全な範囲。でも魚は酸欠症状が続く。テスターが狂っているのでは?」
Bさん
「エアーレーションをやっているのに、酸素が少ないなんてあり得ないんじゃないか?」
等など・・・・。実に様々な環境があるのだなと思います。
まずは、下記の「酸素の特性」をご確認ください!
重要なのはこの文章です↓
1,溶存酸素量の低下は生き物の生死に直結します!
正しい飼育をしていれば、水中の酸素が無くなる事は略ありません。
過密飼育や庭の池などのケースを除けば、酸素不足の危険性は少ない事をご理解ください。
殆どのケースは、次の「2」が原因の場合が殆どです。
2,水質汚染の酸欠はブクブクでは改善されません!
水質汚染の有害物質は、魚の呼吸器官のエラに影響を及ぼします。
エラから酸素を取り込めなくしてしまうのです!
金魚などが、ブクブクしていても水面でパクパクしているのは水質汚染が原因です。
pH値・アンモニア・亜硝酸・硝酸塩を測定することをお勧めします。
また、pH値が極めて低い場合も注意が必要です!
さて、酸素(O2)濃度を測った方々に言える事は・・
「溶存酸素量は十分!有害物質は測りましたか?」と言う事。
実は、溶存酸素量が足りない事なんて、ほとんど存在しないんですけどね・・・
あるとしたならば、池とか油膜の張りまくってしまった水槽だとか水族館のような大きな水槽なんです。
では、酸素(O2)がある状態なのに、酸欠ってどゆこと??
大事なのでもう1度!
水中の有害物質(アンモニア・亜硝酸塩・硝酸塩・リン酸塩)が多い場合に発生します。
これは、魚達の体の仕組みに関わります!
アクアリウムの酸欠を考える時は・・・
★飼育水自体の溶存酸素量
★魚自身の血中酸素濃度
この2つの酸素濃度を理解しなければなりません。
【魚自身の血中酸素濃度】なんて計れませんが、これは何によって左右されてしまう物なのか?と言うと
アンモニア・亜硝酸が大きな要因です。
これらの有害物質は、魚の体内(血)から酸素を奪うイメージなので、必然的に酸欠状態になってしまいます。
その為、水面でパクパクが始まります。
アンモニア中毒や亜硝酸中毒は酸欠を引き起こします。
水中に酸素があっても酸欠状態になるのです。
これでは、いくらエアーレーションをしても改善されません。
この様な場合は、アクアチューナーを通常使用量よりも多めに使用することで改善する場合があります。
酸欠状態のとき
先ずはO2テストで溶存酸素量を確認します。
①溶存酸素が少ない場合、O2プラスを使って改善することができます。
②酸素量が適切な場合、有害物質の測定をします。
NH4/NH3・NO2による血中酸素濃度の低下が疑われる場合は、速やかな対処が必要です。
・綺麗な水で飼育水を交換する
・アクアチューナーで緊急回避
しかし、根本的な解決に至っておりませんので、酸欠に至った原因を追究し、改善することをお勧めします。
SERA的アドバイス
水合わせの失敗も「pHショック」だけではありませんよ!
「アンモニア中毒ショック」かもしれません!
詳しくは後日、BLOGで記載しますが・・・いち早く(^O^)/
水合わせに、アクアチューナーお勧めです。
安全に観賞魚を水槽に迎え入れるための水合わせ方法
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