
飼育する生き物によって水槽のお水は変えてください。
水槽のお水を作る際に注意すべき事を教えます。
飼育水を調整する事のメリットとデメリットをお伝えします。
具体的な水質調整方法をポイントに分けて解説します。
日本とドイツではアクアリウムの考え方が少々違います。
突然!水質が悪くなってしまったときの対処方法を教えます。
■まとめ
水槽で飼育する生き物は様々です。
金魚、メダカ、ネオンテトラ、グッピー、海水魚、水棲ガメ、ウーパールーパーやイモリなどの両生類など様々な生き物を飼育する事が出来ます。
これらの生き物たちは、それぞれに異なった場所に生息しています。
淡水や海水、暖かい水や冷たい水、流れの穏やかな場所や流れの強い場所など・・・
アクアリウム的には、pH値や硬度の異なる水質に生息しています。

そのため、水槽に用意する飼育水は、生き物が生まれ育った環境に近いお水を準備することが望ましいということです。
南米原産のネオンテトラと金魚は、一緒の水槽で飼育する事は望ましくないという事です。
生息地の水質で飼育をしよう!

アクアリウムを始める前に
飼育を始める前に、生き物が生息していた水質(お水の質)を調べましょう。
生息水域のお水で飼育しなければ、生物は体調を崩し、病気なるリスクが高まります。
水道水のカルキを除去し、ろ過装置を設置して、酸素をブクブクするだけでは、必ずしも生息水域の水質にならない事を説明していきます。
これからアクアリウムを始める方!上手に飼育が出来ない方!
是非、最後までご覧ください。
本記事では
・アクアリウムの水質の考え方
・最適な水質のメリット&デメリット
・水質調整のやり方
が分かる様になりますよ。
上手に飼育するための基本的な水質について解説。
どのように水質を調整するのか考えて行きましょう。
水槽のお水は、生き物に最適なお水に調整しなけばなりません。
それでは、水槽のお水を調整する「水質メイキング」について深堀していきます。
「水質メイキング」なんて表現は、セラジャパンぐらいしか言いませんけどね。
水質メイキングとは
水槽のお水(飼育水)を生き物が飼育できるお水にすることです。
基本は、生き物の生息地の水質を再現し、生命に関わる有害物質を無くす事です。
★生息地の水質の再現
★有害物質の除去
水槽で飼育される魚たちにとっては、このメイキングひとつで、お魚の人生が左右すると言っても過言ではありません。
生まれ育った環境とは大きく異なる水質で、しかも、有害物がある水質を想像してみて下さい。
ゾッとしますよね。
それでは、飼育するにあたってどのように水質を調整するのか考えて行きましょう。
水質の調整(メイキング)は、おおまかに3つのカテゴリで考える事ができます。
<Ⅰ. 水道水に含まれる有害物質の除去>
水道水に含まれる有害な物質を取り除いてください。
これは、飼育する前の段階で調整が必要です。
有害な塩素(Cl)やクロラミン、重金属などを無害化します。
<Ⅱ. お魚達の喜ぶ水質に調整>
飼育する生き物が生まれ育った水質を再現してください。
これは、飼育前そして飼育後も継続的に調整が必要になります。
水温や酸素濃度、pH値やgH値など、最適な値に調整します。
<Ⅲ. 有害物質の除去>
生物の排泄物から生成される有害物質などを除去して下さい。
これは、飼育開始から注視しなければなりません。
アンモニアや亜硝酸、硝酸塩やリン酸塩などを無害化します。
これらの水質を適正値に調整するためには、測定器や測定試薬を用いて数値を確認しなければなりません。
透明な飼育水は、目視だけでは判断が難しいので測定は必須です。
飼育水の水質を上手にコントロールして、お魚にとってハッピーで、快適な飼育環境を維持していきましょう。
飼い主様がペットに最適な環境を作り上げて行く作業が水質のメイキングです。
それでは、気構えずに最後までご覧ください!
きっと、読み終わる頃にはメイキングに踏み出す事が出来ると思います。
飼育する生き物が喜ぶ
水質メイキングにチャレンジしてみましょう!
アクアリウムにおいて、水質メイキングはとても重要です。
しかし、良い事ばかりじゃありません。
メイキングのメリットとデメリットについて考えて行きましょう。
★メリット
・お魚が元気(健全な育成)
・発色が良い(本来の色彩)
・病気知らず(免疫強化)
・ペットへの愛情レベル向上
・飼育レベルの向上
・悩みやトラブルが発生しない
セラジャパンは、ドイツから学ぶ、動物愛護の「ペットアクアリウム」を推奨しています。
ペットの幸せを考慮したアクアリウムであるため「水質メイキング」はメリットしかありません。
しかし、アクアリウムの目的は飼育者によりそれぞれ異なります。
目的によっては、水質をメイキングすることが負担になることもあります。
次はメイキングのデメリットをあげておきましょう。
☆デメリット
・ある程度の勉強が必要
・複数の水質に頭を悩ませる
・継続的にコストがかかる
・現実を知り、自暴自棄を迎える
デメリットは全て「飼育者の負担」になる事ばかりです。
測定試薬の購入、複数製品の購入、直ぐにバランスが崩れる現実、「なんで?」という現実に向き合う事になります。
水質を理解し、メイキングすることは簡単ではありません。
メイキングのメリット、デメリットあげてみました・・・・
メリットは、生き物が喜ぶ事
デメリットは、飼育者の負担がある事
アクアリウムは、気軽に!そして、安価に始められるイメージがありますが、決してそんなことはありません。
気軽に!安価に!やろうとすれば最適な水質をメイキングすることは困難です。
生き物を飼育する為には、その生き物たちの事を学び、必要に応じて環境を整えることが大切なんです。
ペットに寄り添い!水質メイキングに尽力する事が飼育の基本です。
ペット愛護の観点からアクアリウムと向き合い、水質メイキングにチャレンジしましょう。
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アクアリウムの限界
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自然動物を限られた空間で飼育するには、限界があります。ドイツSERA社の研究者でさえも「分からない部分がまだまだある」と言っています。アクアリウムは、自然環境の再現が重要であり「We Love Nature」とドイツSERA社は謳っていますが、水槽で100%自然を再現する事は不可能だと考えています。アクアホビースト(飼育者)は、飼育環境をより自然に近づけることに取り組むことがもっとも必要だと唱えています。
アクアリウムの悩みは尽きません。
何故??を突き止めて行くと「化学」「生物学」「物理学」「流動力学」「自然環境学」「微生物学」「薬学」などの専門的分野の知識が必要になります。これら全ての学術的見解を深める事は困難です。そのため、アクアリウムは目的を定め、あくまでも、一般家庭内で飼育を楽しむ程度に留めることも時には必要なのかもしれません。
だからこそ、万全で安全でペット達を守る事のできる飼育を目指すのが最善の飼育方法だと考えます。アクアリウムの考え方や手法は様々ですが、飼育する生き物をペットとして迎い入れるのであれば、アクアリウム先進国ドイツのアクアリウムから学ぶことが沢山あります。私達は「ペットアクアリウム」を日本の飼育方法の1つの選択肢になるよう、情報や商品の提供をしています。
さて、それでは実際に何をしていけば良いのか、見て行きましょう!
次は、具体的な「水質メイキング」について解説していきます。

①水道水のメイキング
まず、アクアリウムで使用する水は水道水が一般的です。
拘りのアクアリストの方は、RO水かもしれませんね。
池で鯉を飼育している方は、井戸水を使用するケースもあります。
今回は一般的な水道水を使用する前提でメイキングします。
日本の水道水は、世界的に見ても飲み水として安全な基準をクリアしています。
しかし、人間よりも小さなお魚にとっては、必ずしも安全とは言い切れません。
水道水の中には、塩素、クロラミン、重金属が含まれる場合があり、これらの物質は小さな生き物にとって有害になる場合があります。
その為、危険な有害物質を無くし「安全なお水」を作ります。
先ずは、水道水に含まれる有害物質を無くしましょう!
>水道水の調整
★塩素・クロラミン・重金属の無害化
アクタンは、水道水に含まれる塩素やクロラミン、重金属を確実に除去します。
塩素やクロラミンは、魚の繊細なエラ組織にダメージを与えます。
重金属は、水中に存在する鉄や銅などの金属で魚類の組織に蓄積し、酸化ストレス、臓器損傷、繁殖能力の低下を引き起こす可能性があります。
亜鉛、鉄、コバルト、銅などの重金属は、低濃度では必須ですが、高濃度になると毒性を示します。
鉛、カドミウム、水銀などの他の金属は、生体にとって必須ではなく、低濃度でも毒性を示します。
多くの初心者が「塩素」だけを除去すれば問題ないと感じています。
ドイツSERA社も昔は塩素だけを中和する為の”アクローラル”という製品がありました。
しかし、近年は塩素だけの中和では安全性に欠けるという事で”アクローラル”は廃盤になりました。
塩素やクロラミン、重金属は確実に無害化に無くしましょう。
★アンモニア除去効果
アクタンは、生き物に有害なアンモニアも無害化します。
アンモニアは全ての水棲生物にとって「死」に直結するほどの有害物質です。
水換え時にアクタンを使用すれば、水換え時のストレスから生成される可能性のあるアンモニアを確実に無害化出来ます。
★有益な効果をプラス
さらに、有効成分のミネラルやビタミン類を飼育水に補います。
カルシウムやマグネシウムを補い、魚を健全に成長させます。
ビタミンBを補い、ストレスを軽減、神経系を強化します。
ヨウ素を補い、活力を高め体色を鮮やかに育成します。
魚の粘膜やエラを皮膚保護コロイドによって守ります。
★pH値に影響を及ぼさない
中和剤のなかには、pH値を降下されるものがあります。
アクタンは、pH値に影響を及ぼさず、安心して使用する事が可能です。
そして・・・
★使用量が少なく経済的
使用量は僅か!!20Lに対し使用量は5mlでOKです。
類似品の中には、10Lに対し5ml使用を推奨している製品があります。
使用量が少なく、様々な効果が含まれるアクタンはSERA社を代表するアクアリウム用品です。
水道水を「安全なお水」に調整できました。
次は、
「安全なお水」を「適切な飼育水」に調整します。
②飼育水のメイキング(お魚達の喜ぶ水質に調整)
ここからが、本格的な水質メイキングです。
アクタンで整った「安全なお水」を次は「適切な飼育水」に調整します。
実は、このメイキングを理解していない方が多い気がします。
主に、水温、pH値、gH値がこの項目に含まれます。
簡単に説明すると
- 水 温:暖かい ⇔ 冷たい
- pH値:酸性 ⇔ アルカリ性
- gH値:軟水 ⇔ 硬水
難しい話は抜きにしますので、詳しくは下記リンクをご参照ください。
飼育水とは何か!
まずは、飼育するお魚の生息水域の水質を調べましょう。
生物はそれぞれに異なった国の川や湖に生息しています。
日本の川とアマゾン川の水質は、同じではありません。
基本は、水温・pH値・gH値の適正な範囲を知る事から始まります。
例えば
・金魚:水温(15~30℃)、pH(7~8)、gH(10~20°dGH)
・ネオンテトラ:水温(24~28℃)、pH(6~7)、gH(6~8°dGH)
・グッピー:水温(24~28℃)、pH(7~8)、gH(8~16°dGH)
・海水魚:水温(22~26℃)、pH(8~8.5)、gH(とても高い)
上記数値は、この範囲じゃないと飼えない!という訳ではありませんが・・・
この範囲の水質を好むという事は知っておきましょう。
水道水の「水温、pH値、gH値」を飼育する魚の好む「水温、pH値、gH値」に調整する事が飼育水のメイキングです。
>水温の調整
飼育水は、飼育する生物に最適な水温に調整しましょう。
熱帯性の水域に生息しているお魚を飼育する場合、冬は水温を温めて飼育しなければなりません。
飼育水の水温は、精密温度計で確認する事ができます。
・温度を上げる:アクアリウム用のヒーター使用
・温度を下げる:アクアリウム用のクーラー使用
そして、室温を調整することで、水温との差を少なくすることができます。
目安ですが、水槽の水は室温の±2℃になる傾向があります。
水温計は、ヒーターやクーラーから少し離れた場所に付けましょう。
温度を調整するする際は、急激な変化はさけて徐々に調整しましょう。
>pH値の調整
飼育水は、飼育する生物に最適なpH値に調整しましょう。
一般的には、弱酸性(pH値7~6.5)、弱アルカリ性(pH値7~7.5)に調整します。
pH値は、常に変動する可能性があるため、pHテストで定期的な確認をしましょう。
★pH値を上げる場合
・pH値の上昇:kH/pHプラス、ミネラルソルト使用
pH値は、水中のアルカリ性物質が増えると上昇傾向になります。
エアレーションでも状況によりpH値は上昇します。
pH値を調整(上げる場合も下げる場合も)する際は、急激な変化はさけてください。
6→6.5や7→7.5はOKです。
短時間で、6→7.5や6.5→8にする調整は、pHショックの危険が伴いますので絶対におやめください。
目安として、1時間かけて徐々に「1」変化する範囲に留めましょう。
★pH値を下げる場合
・pH値の降下:pHマイナス、スーパーピート使用
pH値は、水中の酸性物質が増えると下降します。
また、二酸化炭素を添加することでpH値は下降します。
>gH値の調整
飼育水は、飼育する生物に最適なgH値に調整しましょう。
gH値は、常に変動する可能性(基本的には減少傾向だが、環境により上昇)があるためgHテストで定期的な確認をしましょう。
★gH値を上げる場合
水道水は、おおよそgH値(3~8°dGH)の軟水です。
弱酸性アクアリウム以外は、gH値の調整が必要です。
・gH値を上げる:ミネラルソルトの使用
・gH値を下げる:RO水や硬度の低い水で水換え
なんか難しい~
飼育水のメイキングは、想像以上に結構手間がかかります。
「水道水にカルキ抜き」「酸素ブクブク」だけでは不十分という事です。
・水道水に含まれる有害物を取り除く!
・水道水に魚に有益な効果を付与!
・生息水域の水質に調整する!
やっと、お魚に最適な飼育水が準備出来ました。
ここでは、あくまでも必要最低限の調整だけに絞っています。
水草やサンゴを飼育する場合、必要な項目は増えますのでご注意ください!
飼育水の調整は、ここがポイント!!
水温、pH値、gH値は、飼育している過程で、常に変化、変動します。
水温は、外気温度に左右されます。
また、照明器具や水中ポンプの発熱から微量ですが上昇します。
pH値は、特に厄介です。
水中に発生する酸性物質とアルカリ性物質、酸素と二酸化炭素の量によって変化します。
これは、餌や排泄物、呼吸による酸素の吸収や光合成による二酸化炭素の生成も影響します。
アクアリウムでは、常にpH値に影響する物質が複雑に発生することに注意しなければなりません。
pH値自体を安定化させる方法(KH値の調整)もありますが、少し難しいため、今回は割愛します!
gH値は、簡単に言うと水中のミネラル成分のことです。
生物の吸収や酸性物質との結合により減っていきますし、岩等のアクセサリが多い場合や特殊な調整剤を使っている場合は、時より増えたりもします。
なので、水質を定期的に確認する事が大事!
最低でも、週1回くらいは水質を計測して、確認することをお勧めします。
水質の変化は、水槽の大きさ、飼育設備、飼育している生き物によって、変化の度合いは変わります。
当たり前ですが、小さな水槽程、変化はし易く、調整がシビアになる事は言うまでありませんね。
これは、コップに1杯のお砂糖を入れると甘い水になりますが、お風呂に1杯のお砂糖を入れても甘くならないという事と同じ様に考えるとわかりやすいですね。
少ないお水は、少量の何かしらの影響がダイレクトに反映されることを意味します。
さて、最後のメイキングは、皆様が大好きな有害物質に関わる水質です。
③ろ過バクテリアによるメイキング(有害物質の除去)
メイキングと言っても、今度は飼育機材に頼り、微生物の力を借りる部分です。
ろ過装置とバクテリアによって、生物の排泄物から生成される有害物質を除去することを目的とします。

さて、飼育を始めると、お魚さんにエサを給餌しなければなりません。
ご飯を食べれば当然ですが排泄物を水中に排出します。
これらの排泄物が、水中で有害物質となり生物に危険な汚染水に変わります。
排泄物は、肛門から排出される「ウンチ」だけではありません。
私達人間の「尿・汗・涙・唾液・皮脂など」のようなものも排泄します。
実は、肛門よりもエラから多くの排泄物を排出しています。
よって、水底に溜まった「ウンチ」をいくらホースで吸い出しても、ごく一部の汚れを取り除いた事にしかなりません。
そのため、水槽にはろ過装置を設置して、水中に溶け込んだ有害な物質をろ過しなければなりません。
これら有害物質は、死に直結するので・・・
このメイキングは最重要!
排泄物は、毒性の強い物質に変化します。
- アンモニア(NH4/NH3):危険度高い!
アンモニアは、エラを損傷し呼吸や体内環境に悪影響を及ぼします。
仮に、低濃度であってもストレスを与え、病気にかかりやすくなります。
中度の場合、成長率の低下、無気力、免疫力の低下などを引き起こします。
更に、高濃度になると、肝臓や腎臓などの内臓器官に影響を及ぼし、神経にまで影響を及ぼし痙攣や呼吸障害を引き起こします。
更にアンモニアは、飼育水のpH値によって毒性が変化しますのでpH値の確認が重要です。

- 亜硝酸塩(NO2):危険度高い!
亜種酸塩は、血液中のヘモグロビンと結合し酸素を体内に循環できないようにします。
そのため、水中に酸素があったとしても酸欠状態を招きます。
亜硝酸中毒になると「褐色血症」とよばれる、血液やエラが茶色や灰色に変色する症状が発生します。
余談ですが・・・
塩化物イオンは亜硝酸塩と結合し、亜硝酸中毒を緩和させる働きがあります。飼育水には多少の塩化物イオンが存在することでプラスの働きもあることが分かります。
- 硝酸塩(NO3):危険度中
硝酸塩は、アンモニアや亜硝酸塩よりは毒性が低いです。
よく勘違いされますが正しい認識を持ちましょう
「毒性が弱いし所詮は苔の原因」と軽視されがちですが・・・
「弱い毒」なので毒ですし、高濃度は「有毒」です。
低濃度であっても、デリケートな生物(無脊椎動物や稚魚など)には致命的になる場合があります。
ある一定の濃度を超えると、成長の阻害、免疫力の低下、感染症リスクの向上、繁殖率の低下などの弊害が発生します。
更に、濃度が高くなると苔の増殖だけに止まらず、pH値が降下して生き物に致命的なダメージを引き起こす可能性もあります。
- リン酸塩(PO4):危険度中
リン酸塩は、アンモニアや亜硝酸ほどリスクはありません。
リン酸塩が徐々に高くなると、苔が繁殖しますのでアクアリウムには不向きです。
しかし、放置して高濃度になるとエラ組織の損傷や感染症リスクを高めます。
有害物質は無くした方がよい!!
常に発生し続けるこれらの有害物質を対策するために、水槽にろ過装置を設置します。
ろ過装置は「フィルター」とか「ろ過材」などと呼ばれます。
水質浄化のろ過が正しく機能しない水槽では生物は死にます。
つまり、アクアリウムでは
良いろ過フィルター!が必須と言う事です。
お粗末なろ過フィルターでは「死」を回避出来ません。
初心者こそ、良いろ過フィルターを構築することをお勧めします。
>良いろ過フィルター
良いろ過フィルターとは、水槽内に発生する有害物質を効率よく確実に除去するろ過システムです。
アクアリウムのろ過システムは、自然界で行われているろ過からヒントを得ることが出来ます。
雨は、地表や地層を通過する過程でろ過されます。
ろ過された綺麗な水は、地下水から湧き出し川に流れます。

ろ過装置の内部には、地層のように汚れを濾しとるろ過の層を作ります。
更に、ろ過の層には、それぞれ目的に合わせて最適なろ過材を使用します。
まるで、地層の第1層→第2層→第3層のように異なる部分を作ることも必要です。
>第一層のろ過
まず始めに、飼育水中に含まれる大きい汚れをろ過します。
ろ過過程の一番最初の部分には、目に見えるような大きな汚れを濾しとるためのろ過材(フィルターウール)を設置します。
この物理的なろ過に使用するろ過材を「物理ろ過材」と呼びます。
この前処理で大きな汚れを取り除くことは、次に処理するろ過材の負担を軽減する効果があり重要な役割を果たします。
この物理ろ過材は、定期的に掃除してください。
★物理ろ過材
次は、目に見えない水中に存在する汚れを処理します。
アンモニア・亜硝酸・硝酸塩という排泄物から生成される物質を無くすためのろ過材です。
>第二層のろ過
アンモニア、亜硝酸、硝酸塩を処理する為には、バクテリア(微生物/菌)の働きを利用します。
バクテリアは、ろ過材に定着し水中に発生するアンモニア、亜硝酸、硝酸塩を分解してくれます。
バクテリア(微生物/菌)の定着するろ過材を「生物ろ過材」と呼びます。
★生物ろ過材
↓シポラックス内部の拡大写真(右:バクテリアの定着状態)

生物ろ過材のシポラックスの内部には、無数のバクテリアが定着します。
バクテリアはいたるところで、自然発生(例えば、床材内)もしますが・・・
有害物の全てを完全分解できるほど発生するとは限りません。
バクテリア達にも、好む環境や効率よく働く環境があるものです。
良い環境と、働くための活力等が必要です。
不安定な要素に頼るより、ここは生命に関わる重要な所ですので、安心して生き物を飼育する為には、人為的にバクテリアを補う事をお勧めします。
★淡水アクアリウム用バクテリア
★海水アクアリウム用バクテリア
バクテリア元気剤!!と言った所でしょうか。
この製品は、硝化バクテリアとミネラル成分を配合しています。
ミネラル成分は汚染物質と結合し、バクテリアの活性を促します。
使用後、飼育水は白濁しますが水質汚染の度合いによって4~24時間で透明な飼育水になります。
市販のバクテリア剤に嫌悪感を抱く方が多くいらっしゃいますが・・・・
「水槽立ち上げ時にバクテリアは足りてますか?」
「立上げ後、1~2週間のリスクに怯えていませんか?」
「飼育後、病気に悩まされていませんか?」
「NH4/NH3やNO2の濃度が高くなっていませんか?」
「水換えによってバクテリアの一部は減少しますが大丈夫でしょうか?」
バクテリアが不足していると、アンモニアや亜硝酸を確実に分解することが出来ません。
水槽の初期セット(立ち上げ)時、水換えの時、魚を増やした時は、バクテリア不足による汚染リスクが高まります。
生物を飼育している以上、可能なリスクを回避する飼育を心掛けてください。
セラでは、このバクテリア剤を使う事で汚染水のリスクを回避します。
よって、水槽を始めたその日からお魚を飼育する事が出来ます。
次は、必要に応じてリン酸塩の対策をしましょう。
>第三層のろ過
水道水、底砂、餌などからリン酸塩が飼育水に蓄積されます。
リン酸塩は水草などの栄養源になりますが、過剰なリン酸塩は病気を引き起こし、苔の原因になる厄介な物質です。
リン酸塩は、吸着ろ過材を使用する事で軽減できます。
★リン酸塩の対策
アクアリウムの水質メイキングはこれだけです。
水道水のメイキング!
水道水に含まれる有害物の除去
水道水に生き物に有益な物質を付与
飼育水のメイキング!
飼育する生き物に最適な水質値を調べる
水温、pH値、gH値の調整
バクテリアによるメイキング!
ろ過フィルターとバクテリアによるろ過
アンモニア・亜硝酸塩・硝酸塩の無害化
必要に応じてその他メイキング!
リン酸塩の対策
この「水質メイキング」が、出来るか!出来ないか!だけなんです。
- 塩素だけ中和
- 水温のみOK
- 小さいろ過装置
- 立ち上がるまで放置
多くの方がこのような飼育方法によって失敗したり、不安定的な要素で成功したり、また失敗したり、不安になったりしておりま
す。
もはや、アクアリウムの疑心暗鬼と言ったところでしょう。
失敗は「死」それは「虐待」を意味すると私達は思って活動しております。
水質メイキングは!
「飼育責任」であり、「飼育の楽しさ」です。
ペットにより良い環境を勉強し、サポートし続ける事が正しい飼育方法であるとセラジャパンは考えます。
もし、
ペットアクアリウム!
ナチュラルアクアリウム!
興味があれば、HPの各種ガイドを参考にしてみて下さい。
次は、アクアリウムでよく誤解されることや欧州のアクアリウムについてご紹介します。
興味のある方は、最後までご覧ください。
<アクアリウムは簡単?>

日本では気軽に始めらる簡単なペットの代表がアクアリウムです。ワンちゃんや猫ちゃんに比べ安価なことも要因でしょう。
そして、水道水が中性の軟水でとても綺麗な事が観賞魚飼育のハードルを下げているのでしょう。しかし、水槽はインテリアですが、生物はペットとして考えなければ楽しいアクアリウムを始めることは出来ません。
アクアリウムの楽しみ方は、自由であり色々な楽しさがあります。しかし、ペットなのか?インテリアなのか?それぞれによってやり方も目的も異なる事を十分に理解してから始めることをお勧めします。
欧州でも国によってアクアリウムの捉えたかは様々ですが、ドイツではアクアリウムはペットホビーと捉えています。限られた空間の水槽で生き物を飼育することはペット飼育であり、ワンちゃんや猫ちゃんのように飼育を楽しみます。
そのため「気軽に始められる」や「簡単に飼育できる」という認識とは少し異なり、「生き物の尊厳を重視」しながら「覚悟を持って迎い入れる」ものと考えられています。
きちんとアクアリウムを楽しむのであれ簡単ではありません。
簡単に始めることは出来ますが、簡単に飼える訳ではありません。
<飼育水の考え方>

水槽の飼育水を考える際は、私達の部屋の空気に置き換えて考えてみましょう。
塩素を中和して酸素をエアレーションする「死なない環境」は、有毒ガスがない、酸素の有る部屋という事です。
それとも、水温やpH値とgH値を調整して、ろ過で汚染物質を継続的に完全に無害化する「快適な環境」の方が良いかは言うまでもありません。より快適に過ごせるお部屋の空気にするためには、エアコンで室温を調整し、加湿器で湿度を調整し、空気清浄機で汚れを除去します。
死なない環境と快適な環境とでは大きく異なります。
残念ながら、日本では「死なない水作り」で満足してしまう方が後を絶ちません。
ドイツでは、ペット愛護の法律が厳しく「ペットが幸せな水作り」が当然のように行われています。
この記事をきっかけに「快適な水作り」「水質のメイキング」に興味を持つアクアリストが増えることを願います。
<なぜ?水槽は大きい方が良いのか!>

小さな水槽は、安価で掃除も楽で、気軽に始めることができます。
しかし、小さな水槽ほど、上級者向きの少々難しいアクアリウムであることをご理解ください。
小さな水槽では時に「過密飼育」になってしまいます。
また、少ない匹数であっても、観賞魚をペットとして飼育するならば考えなければならないことがあります。小さな水槽では、コミュニティを形成する飼育は不可能です。もし、群れを望む魚を飼育するのであれば不適切な飼育環境ということです。更に、小さな水槽の水量は、水質の変化が早く、安定した水質を長期間維持する事はとても難しくなります。
日本は飼育者の都合が優先されがちで、安価に始められる!置く場所を選ばない!掃除が楽!ということで小さな水槽がたくさん売れています。
ドイツではペット飼育を前提とした考え方から、覚悟を持って始める!最適な飼育機材の選択!飼育を楽しむ!アクアリウムが好まれる傾向にあります。
小さな水槽には、小さな水槽に適した生き物しか飼育を楽しまない思想が伝わっています。群れる魚は小さい水槽では飼育しません。
法的規制がない以上、アクアリウムの楽しみ方は人それぞれです。
無機質な美しいガラスの水槽自体は、インテリアで良いと思います。
しかし、その容器の中には生き物がいることを忘れてはいけません。
もし、生き物を大切に長期間飼育を楽しみたいのであれば「ペット」として考えることをお勧めします。
インテリアは綺麗に・・・
ペットは大切に!!ではないでしょうか。
最後に、緊急事態のメイキングもお伝えします。
飼育をしていると突然トラブルがやってきます。
- 水質が急に悪化してしまった
- 水槽のお魚が急に体調を崩してしまった
- 急にお魚を移動しないといけなくなった
- 急な予定で水換えが出来なかった
このような緊急の事態に最適な製品をご紹介しておきます。
>緊急時の備え
アクアチューナーはアクタンと効果や効能が類似しています。
混同しやすい商品ですが、使用用途が違いますのでお間違いなく。(詳しくは下記ご参照ください)
アクアチューナーは緊急事態の時に非常に役立ちます。
即効性の有害物質除去剤
あくまでも一時的に使う緊急避難用品とお考え下さい。
日常使いを推奨するものではありません。
★使用例
①急な水質汚染を素早く回避
水槽の飼育水にアンモニアや亜硝酸が著しく高い時に有効的です。
水草やエビがいても問題なく使用可能です。
海水アクアリウムの無脊椎動物には使用する事ができません!
②病気の治療薬を除去
使用した薬剤にもよりますが、残薬の効果を和らげます。
メチレンブルー、マラカイトグリーン、過マンガン酸カリウムの除去
③お魚の移動や引っ越し
パッキングした袋の水は時間の経過とともに汚染されます。
パッキングする前に、袋の水に少量滴下しましょう。
④新しく購入した魚の水合わせ
購入された袋の水には、排泄物からアンモニアなどの有害物質があるかもしれません。
確認せずに水合わせを行うと、pH値の変動により危険が高まる可能性が御座います。
また、購入した袋の中には、魚病薬の残基や水草の除草剤・苔抑制剤の残基が残っている可能性も考えられます。
水合わせ前に使用すれば、アンモニアや残薬の危険を回避できます。
アンモニウム結合の比較

塩素除去の比較

1本あると非常に心強いですね(^O^)/
水質メイキングとは
生き物にとって快適な環境を作り上げ、またその状態を長期間維持する事、飼い主様の大切なペットを守るための水質管理の事でした。
・水道水をアクタンで「安全水にメイキング」
・生き物に最適な「飼育水にメイキング」
・ろ過装置で有害物質の無い「継続的なメイキング」
・バクテリア剤で「常時安定した水質にメイキング」
・緊急事態発生時の「毒物対策メイキング」
飼育者は大切なペットの命を守るために、非常に多くのことをサポートしなければなりません。
決して簡単ではありませんし、お金を掛けずにメイキングすることは不可能です。
しかし、基本を正しく理解すれば、特殊な知識や技術は必要としません。
現在、多くの飼育情報が気軽に入手できるようになりましたが、実際の水質を測定し、適正値に調整する水質メイキングをやってみて下さい。
個々の飼育環境(生物の種類、数、水槽の大きさ、飼育設備)が異なる為、同じことをやっても同じ結果になるとは限りません。
必ず、水質を測定し確認することをお勧めします。
これは、自分の水槽はご自身で守って欲しいからです。
ここだけの話・・・・・
塩素中和剤を使用したらpH値が下がった!
バクテリア剤を使ったらアンモニア濃度が高くなった!
ろ過材を追加しても水質が改善されない!
pH降下剤を使ったらエビが死んだ!
苔抑制剤を使ったら水草が溶けた!
このような飼育者のご相談が後を絶ちません。
いづれも、他社製品をご利用いただいている方たちです。
とにかく、実際の水質を確認しながら製品を選択しましょう。
アクアリウム用品なんて、疑って使用するぐらいが「ちょうどいい」・・・・・
ここまで言うメーカーはいませんよ!!!!
でも、誰かが言わねば・・・・
***** 編 集 後 記 ******
そうはいっても・・・・
それぞれに、それぞれの水槽で、それぞれの価値観で、
カスタム飼育になるのが、現在のアクアリウムの現状かもしれませんね。
ショップさんにはショップさんの都合がありますし・・・
ブリーダーさんには生産者としても都合が・・・・
勿論、メーカーにもメーカーの都合がありますし・・・
オリジナルカスタム飼育は、自己責任です。
だから、
自分の水槽はご自身で責任をもって管理しましょう。
その為には、定期的に水質を測定し客観的な判断を心掛けましょう。
悲しい事ですが~
日本の市場は「水がピカピカになる製品が欲しい」と望めば、魚は死ぬけど透明になる製品が市場に出回ります。
「安くて壊れないろ過材が欲しい」と望めば、ろ過能力は定かではないが、安くて、壊れないろ過材が市場に供給されます。
まさに、素人が望むものが大量に市場に出回っている!!!
これらは、決して生き物(ペット)が望んでいる製品ではない場合があるという事です。
これらの商品は、飼い主が望む利便の良い商品そのものです。
何故!!!!
ペットが望まないものを飼育者が望んでしまうのか・・・・
私達、人間の方が恐らく、利口と言う現実でしょうか。
利口だからこそ、その責任をペットに取らせるわけにはいきません。
大切な生き物は、安全に飼育して欲しい。
その願い、ただ、それだけです(*’ω’*)
We Love Fish





















