水槽で魚を飼育すると必ずぶつかる壁が「水質」です。
うまく飼育が出来ずに誰かに相談をすると・・・
「水質がよくないんじゃない!」
「水質の改善をしなさい!」
「水質が悪いから水換えした方が良いよ!」
などと、よく言われてしまいますよね!
だから、言われるがままに対処してみたり、ネットの情報を頼りにやってみても・・・ん!・?・?・・・
なーんて事になったりしてませんか?
そもそも「水質とはなんなのか!」それを知らなければ始まりません。
水質を知る理由は、ズバリ!!
自分の飼ったペット(アクアリウム)を飼育する上で最低限のことだからなんです。
私たち人間に置き換えて考えてみましょう(*´▽`*)
私たちも快適に生きていく為には、最低限の適正な環境があってこそ安全に日々を過ごせているのです。
「呼吸が出来る」=「空気(酸素)がある」
「呼吸困難にならない」=「大気中に汚染物が含まれない」
「凍えない・熱中症にならない」=「快適な温度や湿度」
「適度な睡眠」=「日中の明るさや、夜間の消灯」など
気にはならないけど、自然と地球が最適な環境を作り出してくれています。この様な人間でいうところの”大気”が、魚にとっては”水質”になります。
魚たちが生きていくために最低限必要な要素が「水質」であるということがご理解いただけたと思います。では、魚たちにとってどのような水質が望ましく、飼育者が気に留めなくてはならない箇所はなんなのか少しだけ紹介していきます。
しかしやっかいなのは、魚によって好ましい「水質」が変わるということです。
生き物を飼育するうえで大切なことは、その生き物の生きていた環境を知る事です。
例えば、エンゼルフィッシュとカクレクマノミ
これらの観賞魚は、それぞれに生息している水域が異なりますよね!
川なのか?海なのか?
川の魚は、川の水質を再現しなければなりません。
海水魚には、海の水質を再現しなければなりません。
さらに、川にも多くの水源がある事に気を付けましょう!
例えば、日本の川なのか?アマゾン川なのか?
これらの川は見た目も温度も水質も異なると言う事です。
前述を踏まえ「水質」を大きく2つに分けて考えます。
1つ目の水質は、
その魚が生息していた水の水質のことです。
(例:川?海?)や(例:冷たい水?暖かい水?)
そして少々難しいのが(例:軟水?硬水?)や(例:酸性の水?アルカリ性の水?)などになります。
チョットだけアクアリウムぽい話になってきました・・・・
そして2つ目の水質は、
飼育で引き起こる汚れに関する水質のことです。
飼育を始めると最初に気になる部分の水質です。
エサを与えることで魚は水中に排泄物をします。その排泄物が水に溶けて飼育水が汚れていきます。この汚れは水に溶けてしまうので見ただけでは判断が出来ません。この汚れをチェックするためには、アクアリウム用の水質検査試薬を使用して確認しなくてはなりません。(例:アンモニア・亜硝酸塩・硝酸塩・リン酸塩など)
次回は「魚の生息していた水質」の作り方と「排泄物(汚染物)の水質」について、1つ1つ解説したいと思います。