アクアリウムのO2

2017.5.2
基本情報台
O2のキャラと特性

 

アクアリウムでは色々な水質が関わっています。

人間の関わり、関係性に置き換えて考えると分かりやすいです。

 

登場人物1
アクアリウムの色々な水質紹介

 

O2って?

O2は酸素の事です。

これはアクアリウムをやっていなくても分かりますね(*´▽`*)

酸素(O2)は、生き物が呼吸をするために必要不可欠な物質です。

 

アクアリウムのO2

生き物は酸素を取り込んで二酸化炭素を排出します。

水草は光合成により二酸化炭素を吸収し、酸素を出します。

そのため、セラのナチュラルアクアリウムでは魚と水草を一緒に飼育することをお勧めしています。

 

ナチュラルアクアリウムの基本

 

飼育者の多くは、魚が酸欠しないようにエアーポンプを使用して、水中でブクブクと酸素を供給しがちです。

でも、自然の川や湖や海はブクブクしていません!

水の流れ、風、波によって、空気と触れることで水中に酸素が取り込まれています。

水槽でも、通常は大気中に存在している酸素が水面に触れることで、水槽の飼育水中に酸素が溶け込みます。

 

過剰なエアレーションが必要なケース

★ろ過装置が不十分

★循環ポンプが弱く水流が不十分

★過密飼育をしている

★飼育水が汚れている

★庭などの池の場合

★水族館のように水槽が巨大(水深が深い)

★状況によって、海水水槽

★バクテリア剤や薬剤投与時 など

 

淡水水槽の多くは、水草による酸素の生成と水流で水面を動かすほどで酸素は十分に供給されます。

 

O2の注意点

1,溶存酸素量の低下は生き物の生死に直結します!

正しい飼育をしていれば、水中の酸素が無くなる事は略ありません。

過密飼育や庭の池などのケースを除けば、酸素不足の危険性は少ない事をご理解ください。

殆どのケースは、次の「2」が原因の場合が殆どです。

 

2,水質汚染の酸欠はブクブクでは改善されません!

水質汚染の有害物質は、魚の呼吸器官のエラに影響を及ぼします。

エラから酸素を取り込めなくしてしまうのです!

金魚などが、ブクブクしていても水面でパクパクしているのは水質汚染が原因です。

pH値・アンモニア・亜硝酸・硝酸塩を測定することをお勧めします。

また、pH値が極めて低い場合も注意が必要です!

 

3,過剰なエアレーションはpH値の上昇を促します!

アクアリウムではpH値の変動を無くすることが大切です。

しかし、このpH値は酸素や二酸化炭素の量でも上下します。

 

簡単に言うと、水中には酸素と二酸化炭素がバランスよく存在していることが理想的です。

しかし、飼育水に酸素を過剰に供給すると、飼育水中の二酸化炭素は大気中に押し出されてしまいます。(イメージ:炭酸飲料の炭酸は開封すると抜けますよね)

炭酸は水を弱酸性(pH値を下げる)に向かわせ、炭酸が減る事でpH値は上昇します。

 

 

【関連製品】

測定のための製品   テスト

上昇させるための製品 O2プラス

 

※ここでは、あくまでもアクアリウムに関連した内容での記載を行っています。化学的な意味合いとは異なる不適切な表記がありますがご了承ください。