前回の記事をオサライして下さいね!
前回に引き続き
下の動画に合わせてシポラックスについて理解を深めていこうかと思います。
■sera GmbH-sera siporax
シポラックスの構造とは?
まず始めに「ろ過媒体は表面及び内部に生成される微生物(バクテリア)に最適な構造でなければならない」としています。
ろ過媒体は同一容量において細孔が小さく(狭く)なるほど構造上の表面積が大きくなります。
セラ社の研究ではバクテリアに最適な環境は
1L当たり270㎡ です!
例えば、1Lあたり約450平方メートルの過剰に表面積の広いろ過材では細孔(穴)が小さすぎて、バクテリアが有効的に働きません。
ようするに、表面積が大きければ良いという訳ではないのです。
更に、トンネル状の形成が重要な要因の1つです。
ドイツSERA>>>
シポラックスは大学の研究でも証明されているのですが、細孔径はバクテリアの最適な増殖スペースに正確に対応している唯一のろ過材です。1L当たりの有効表面積は270平方メートルで、シポラックに定着したバクテリアは理想的に成長し、内部までの沈降が出来るのです。
さらに、原材料にはリサイクルされたガラスの粉末と正確に定義されたサイズの塩結晶との混合物から作られています。塩結晶のサイズはバクテリアのサイズに正確に対応しています。これは、ポアサイズ(孔の大きさ)をプレースホルダーとして定義するのに特に重要な項目です。
難しいですね!(;´Д`)
めっちゃ簡単に表現すると
「孔の大きさはバクテリアのサイズで決まっているから、とっても重要なんだよ!サイズ、形状がね!」って感じでしょうか。
ドイツSERA>>>
そして、この混合物をリング状にし、プレスし、約780℃で焼成し、焼結させます。
これまた難しい日本語ね!(;´Д`)
簡単に言うと、低温加熱し、固めるって事なんです。
そして、次の工程では一旦、綺麗に洗い流し、塩結晶を除去。
こうして、塩結晶の部分が洗い流されると、洗い流された部分が細孔構造(トンネル型)となって残る事になります。
以上!これだけで3分の1の説明が終わります。
如何でしたか?
物事には理由があります。
きちんとした理由が。。。
アクアリストさんの中には、その理由を追求するあまり、本来の目的から外れてしまう事もありますよね?
例えば「テスターの色の変化が!!○○なのはどうしてか!!」と追求される方がいますが、それは化学や製造過程の話であって、本来はその数値から魚に対する対処をしないとならないのですが「どうして?」が先行してしまい「水質の対応」がおざなりになりがちです。
化学的検証や実験は、セラの研究者が代わりに頑張ってくれています。
セラ社の技術力と知識はとても高いのです。
なぜならば、ドイツのペットの対する法律は日本よりも厳しく、いい加減な製品は販売の許可すら取れません。
セラジャパンスタッフは、もっと気軽にセラ製品をお使いいただき、安心してアクアリウムを楽しんで頂きたいと思っていますが、今回は、あえて詳しく解説しようと思いました。
本当は「シポラックス良いですよ」で良いと思うのですが・・・
類似品との違いや製品の裏付け事実がないと、心配ですよね!
巷には、よい歌い文句ばかりの製品が横行し、なにを選んでよいのか疑心暗鬼なユーザーが多いことに危機感を感じたからです。
次回!
お楽しみに~