■sera GmbH-sera siporax
動画の中でも説明がありましたが・・・
シポラックスには、脱窒効果 があるのです!
脱窒とは、アンモニアの分解過程の最後の生成物である硝酸塩(NO3)を分解して窒素還元することです。
シポラックスの最適な孔は、複雑なトンネル構造になっています。
トンネルの先の先の奥深くでは、ひそかに脱窒が行われているのです。ビックリ!!!
脱窒を分かり易く言うと、水換えでしか除去できないNO3を分解してしまうのです。
NO3の蓄積は、苔の原因の一つです。さらに比較的無害と言われていますが・・・ひ・か・く・て・き
バクテリアに関与する病気の引き金になり、無脊椎動物にはダメージがあります。
少々、昔ばなし・・・
セラ社は以前、硝酸塩を除去する製品で「sera バイオデニトレーター」という、脱窒装置を製造販売していました。
この製品を知っている方は、20年前に脱窒に興味のあったマニアさん!
私もその一人です(笑)
さて、どうして製造中止になったのか?
シポラックスを使うと、sera バイオデ二トレーターはいらなくなったからです。
ひと昔前は、特殊な酸欠ろ過槽にアルコールを添加してNO3を下げるなんて方法や底砂を厚く敷き詰めてデープなサンドを活用する方法やサブタンクで植物を過剰に育成してNO3を吸収させるなんて方法など・・・
色々ありました・・
いまも健在かもしれませんが・・・
さて、話を戻します。
ようするに、NO3で困っている人がいましたら、一度、シポラックスを使ってみてください!
NO3は苔問題だけではありません!
★魚の病気発病の引き金
★無脊椎動物の育成不全
魚がすぐに病気になる。サンゴの調子が悪い。エビが上手く増えない。
NO3が原因かもしれませんよ。
是非、seraNO3テストで飼育水を測定してみましょう!
でも、勘違いしないでください。
<重要>水換え不要にするための製品ではありません!
アクアリウムにおいて水換えは、NO3排出の為だけではないのです。
安全にそして健全にアクアリウムを楽しむ為には、定期的な水換えは必要不可欠です。
・目に見えない微量元素のバランス
・バクテリアでは分解できない雑菌やカビ菌の軽減
・その他
巷の「水換え不要!」は、セラ社の推奨するアクアリウムやペットの飼育方法とは大きく異なります。
なるべく手間を軽減するために水換えの回数を減らしたい気持ちは、飼育者であれば誰もが同じです。
しかし、愛情と手間を惜しんではペットの幸せは反比例するでしょう。
それでも、水換えの頻度を少なくしたいのであれば、是非水槽のサイズをUPしてゆとりのある飼育をお願いします。
次回は、ドイツの最新シポラックス製品をご紹介します!