アクアリウムを始めて見ませんか?
熱帯魚、金魚、メダカ、海水魚、エビ、カメ、イモリなど
アクアリウムでは、様々な生物を水槽で飼育する事が出来ます。
しかし、一緒に飼う事が出来ない組み合わせがありますので注意が必要です。
熱帯魚と金魚は一緒に飼育できません!
淡水魚と海水魚も別の水槽で飼育しなければなりません!
また、肉食性の大型魚と小型魚も同じ水槽で飼育する事は困難です!
それでは、もう一歩進んで、解説して行きます(^O^)/
一緒に飼育する魚は・・・
自然界の生息地を参考に組み合わせましょう♪
淡水魚は大きく2つのグルーるに分類されます。
★暖かい水を好む熱帯性の淡水魚
★やや冷たい水を好む金魚・鯉・メダカ
その為、熱帯魚と金魚を同じ水槽で飼育する事はお勧めできません!温度の問題以外にも、好む水質も異なり、食べる食事も異なるからです。
さらに、熱帯魚と大きなグループで呼ばれている魚達も生息地によって好む水質が異なります。
代表的な熱帯魚は大きく4つのグループに分かれます。
★南米の魚(ネオンテトラやディスカスなど)
★中米の魚(グッピーやプラティなど)
★アジアの魚(バルブやベタ、グラミーなど)
★東アフリカの魚(アフリカンシクリッドなど)
これらの魚たちは、それぞれ生息している場所が違います。
勿論、異なった水質の水域に生息しています。
<アルカリ性の飼育水を好む>
特に「東アフリカの魚」はアフリカンシクリッドと呼ばれ、ミネラル成分が多く溶け込んだアルカリ性の飼育水で飼育しなければ上手に飼育する事が難しい種類です。
また「南米」「中米」「アジア」の魚もそれぞれ異なった水域に生息しています。
<弱アルカリ性の飼育水を好む>
「中米」に代表されるグッピーやプラティと「アジア」に代表されるベタやグラミーは同じような弱アルカリ性の水質に生息しています。
<弱酸性の飼育水を好む>
「南米」のネオンテトラやエンゼルフィッシュは「中米」「アジア」の魚とは異なる弱酸性の水質に生息しています。
Q、質問
異なった水質に生息している魚を一緒に飼育する事は可能なの?
A、答え
可能です。しかし、お勧めしません!
生かせますが、お勧め出来ないのです。
生き物は環境に順応する力を持っています。
水と酸素があれば順応し、水槽内で生きるでしょう。
しかし
「水槽で生物を生かし、保有する事」
と
「ペットとして大切に飼育する事」
は大きく異なります。
南米アマゾン川の魚もアジアの川に順応して生きて行く事は可能です。
しかし、良く考えて下さい。
生き物の生まれ育った環境とは異なる好まない環境に順応させることがアクアリウムの目的なのでしょうか?
セラ社の推奨するアクアリウム
生き物に最適な環境を作り出すことを主軸にしたナチュラルアクアリウムです。
自宅で楽しむペット愛好のアクアリウムは、本来実験動物の観察ではありません。
飼育者が生き物の喜ぶ環境を学び、水槽で自然を再現する事が本来の楽しみだと考えます。
セラのアクアリウムは、化学的な水質測定に基ずくアクアリウムの為、化学的なマニアックなものと誤解されがちです。
しかし、前述の「水に魚を順応させるアクアリウム」の方がより実験的でマニアックなアクアリウムではないでしょうか?
さて、今一度、考えてみて下さい!
「死なない」=「問題ない」
「生きている」=「上手く飼えている」
と認識されるかもしれませんが・・・・何度もお伝えしたい。
「死なない」アクアリウムは「飼育」なのでしょうか?
「死なない」アクアリウムは「生かす」アクアリウムになっていませんか??
ナチュラルアクアリウム
是非、熱帯魚の生息している水景の再現を基本としてアクアリウムを始めて見ては如何でしょうか?
ドイツでは「アジア水槽に適した魚はどれですか?」とか「南米水槽に最適な水草を下さい!」とか「NO3を下げるろ過材は?」とか「PO4をなくしたい」というやり取りが一般的です。
初心者の飼育者の方も、熟練の愛好家の方も、
「ペットは家族」として最低限の知識を学び、生き物と向き合います。
無論、店舗のスタッフさん達も「南米の魚はこれです」「NO3を消すにはこれ」と言う様に、日本よりも、より具体的な飼育知識で対応しています。
当然ですが「効果が認められない製品」は「生き物の死」と直結するため、売れない製品として、お店側も販売しない訳です。
是非、日本で同じ質問を店員さんにしてみたいものです。
(「南米の魚はこれです」と紹介してくれるお店は少ないでしょう!原産地は詳しくても、一緒に飼えますよ~ってなりますよね)
(「NO3を消す」と断言できる店員さんはいらっしゃるのでしょうか?恐らくですが、いないでしょう。だってNO3を消す商品が少ない上に効果を測る店員さんがいないですから)
話は戻りますが、ドイツのように、生息エリアのアクアリウムにすれば、同居に向いている魚や育成し易い水草が分かります。
少ない失敗で済むのです。
<南米水槽>
スーパーピートがお勧めです。
ブラックウォーターの弱酸性水に調整します。茶褐色の水はリアルな南米アマゾン川の水を再現します!そして、弱酸性を好む水草を育成しましょう!
<アジア水槽><中米水槽>
水道水の硬度をUPさせるミネラルソルトがお勧めです。
ベタやグラミー、グッピーやプラティに最適な弱アルカリ性の飼育水を簡単に調整し、弱アルカリ性を好む水草を育成しましょう。
弱酸性の水槽に弱アルカリ性を好む魚や水草を飼育しても上手く行きません!逆もしかりです!このような状況で飼育の壁にぶつかっている方が多いように思えます。
少し言い方を換えると「自分の希望するアクアリウムのやり方で簡単な方法を探している」様にも見えます。
私達は「お魚の希望するアクアリウムのやり方で飼育者様にとっても簡単な方法や基礎知識をお伝えできるメーカーです」
アクアリウムは自然を再現する事!
が、簡単に飼育する事の近道です。
ナチュラルアクアリウムです!
すでに始めている方はどの水域を目指しているのでしょうか?
また、これから始める方は、どの水域の魚に興味があるのか?
この様な考え方で始めることをお勧めします(^-^)
もし、産地に拘らず、色々な魚を気軽に飼育してみたい場合は、コミュニティ水槽向けのpH値「7」で維持するアクアリウムをお勧めします。
比較的順応性が高い丈夫な種類を選んで、酸性とアルカリ性の中心の中性水(pH値7)で飼育する事をお勧めします。
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