淡水魚目線でお留守番フードについて語る

2017.3.3

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春が来たー!!って事でお魚も徐々に元気になりはじめてますか?メダカや金魚の産卵の準備に入ってる方もいるでしょう!

今回はエサブログでも紹介している「お留守番フード」←動画で紹介していますについて少し淡水魚目線でお話ししようと思います。

★動画に訂正箇所がありました、「タンパク質70%以上」のテロップは間違いで正しくは「54%以上」です、大変もうしわけございません★

ホリデーや自動給餌器のフィードAもあるけど、どうなのよ?ってお話しです。

「そもそもお魚って絶食はOKですかね?死にませんか?」とかよく聞かれます。

もっとよく聞くのは「病気をしたら絶食薬浴!!」

この時点で絶食はOKなんでしょう?日本の方々。

と皆様に逆に聞きたい。

お魚は絶食で死に至る「餓死」にはほとんどなりえないのです。

餓死に見える状態はある種の「栄養失調」の状態が多いです。

体内の色んな成分が欠損すると身体に取り込める栄養素が極端に少なくなり(←ここを防ぐのが大事)結果として「食欲不振」に至ります。

他にも「口内炎」のような症状や内臓にひそむ「寄生虫」なんかも「食欲不振」には繋がりますよね。

「餓死」や「絶食」は分けて考えて頂きたい。

なにより「そうならないように予防をするもの」です。

 

それでも場合によっては留守する場合に絶食の方が良い場合もあります。

例えば極端に小さい水槽だったり、ろ過のなされてない場合だったり、たった2日とかだったり・・・。

でも、1日に浪費するカロリーは勿論ありますから「絶食はお勧め」する訳もありません。

「絶食薬浴」の話。

人間だったた怖くありませんか?

「病気で食欲ないんだ、食べれない」と本人から言われればOKですが

親に「病気だから食べちゃだめ!!」って食べたらいけない理由もわからずに言われたらその子供は病気に打ち勝つ栄養すら与えて貰えません。虐待ですか・・

 

 

同時に考えるべき事

それは

「水質」です。

エサ=水の汚れに、多少なりともなりますので、その辺りも合わせて考えていきましょう!(水質ブログに飛べます)

「絶食の選択肢はありませんが、健康を阻害しない環境を見極めて、おうちを留守にして下さい」

と言う事しか言えません。

そんなこんなあるからこそ、適切なごはんの量やごはんの質。

水質の変動の仕方を普段から見ていると、いざ困った時に

「どうしたらよいのか」

が自然と出てくる様になります。

春で暖かく、活発になると魚の排泄量も、水質も変わってくる季節です!病気予防に目を向けていきましょう。