皆様こんにちわ!
今回は前回に引き続き、酸欠の原因や対処法、そして「水に酸素を溶け込ます」について説明をしていきます。
ご興味がある方はシリーズでお読みになる事を強くオススメします。
水質のお勉強は全てが連動するためです。
前回までの記事がコチラ
さて、先ずは、生き物にはどのくらいの酸素量が必要なのか?
十分な酸素濃度:4mg/L以上!
飼育水を測定し、この数値以下の場合は
飼育水に酸素が溶け込めない原因により酸欠を起こすよ!
と言うお話でした。
早速!結論から~♪
★お水を動かす事!★
本当に溶存酸素量が4mg/L以下になる、なりそう、又はなっている状態であれば、飼育水に含まれる酸素が少ない(ゼロじゃないですよ!)という事になります。
飼育水に酸素を取り込む方法は、お水を循環させる事が大切!
・ろ過装置による飼育水の循環を行う
・水面が小さく波打つほどの水流を作る
・エアレーションをして、強制的に酸素を溶け込ませる
・緊急の際は、O2プラスを使用する
出来れば、溶存酸素量を朝と夜中に計測して、原因の追究をする事をおすすめ!
これは、日中と夜間では水草や魚の消費する酸素量が変わるからです。
■日中、魚は酸素を消費し、水草は酸素を放出します。
(消費と放出のバランスが存在します)
■夜間、魚は少量の酸素を消費し、水草も少量の酸素を消費します。
(消費と消費に切り替わります)
※上記の理由から、日中と夜間では水質の変動が起きやすい!日中は元気だった魚が翌朝☆なんてことはありませんか?
さて、まとめて行きます(^O^)/
<飼育水に十分な酸素が無い場合>
【考えられる水槽の状況】
・厚い油膜や汚れ、浮き草などで水面が覆われている
・水流が弱く水面が波打っていない
・ろ過フィルターが小さい、又は弱い、又は無い
・過剰な過密飼育を行っている
【対処方法】
基本的には、
★水面を動かしたり、エアレーションしましょう。
★ろ過フィルターを大きく、又は強くしましょう。
その場しのぎにはなりますが・・・
★O2プラスも使えます。
本製品はその場を一時的に安全に回避するための製品です!
飼育魚の酸素を常に供給するための製品ではありません!
是非、根本的な飼育水の循環を改善し、安全な環境にして生き物を飼育してください!
★急いで水換えをしましょう。
勿論、一時凌ぎ的な一つの手段です。
<酸素量は十分なのに酸欠の場合>
もし、4mg/L以上確保できている方で生き物が酸欠の状態ならば、その他の原因(魚自身が身体的に酸欠状態になる)を考えなければなりません。
↑
次回、ご説明します。
今回知って頂きたいポイントは、
基本的に正しい飼育水の循環ろ過システムを取り入れ、適切な飼育数量で飼育していれば、飼育水の酸素が無くなることは考えにくいという事なのです。
しかし、あるある・・・の酸欠は
「酸素があるのに酸欠」になる事で、飼育水に酸素が無い事とは少し違うのです。
なんだか分かり難いので・・・
次回!
このパターンが1番多いと思いますのでチェック!お楽しみにー!
【関連記事】
水合わせマスターへの道【魚の水合わせ時の注意点、危険性と意味】