前回は「Ⅰ.コンパニオンアニマルと愛玩動物」について書きました。
では、実際にどんな思考で飼育をしていく事がペットにとって大切なのかを紐解いて行きたいと思います。
私たち人間と同じように
生(衣)・食・住にわけて説明していきます!
衣は「い」→生き物の「生」に置き換えます。
まずは、生き物について「生」・・・!
★アクアリウム&テラリウムで失敗しない方法★
生き物を飼育する前に、飼育する生き物の生態を学んでください。
「その生き物がどのような環境に生息していたのか!」
「どれほどの群れで生活していたのか!」
「どんなエサを食べていたのか!」
「どのぐらい大きく育つのか!」
「どのような習性をしているのか!」
「どのような性格をしているのか!」 など 様々です。
流通している多くの観賞魚や小動物は、比較的飼育が容易で、あまり大きくならない種類が多いため、生き物について深く考える機会がありません。
また、アクアリウムにおいて、日本の水道水は綺麗で魚の飼育が簡単に始められます。
金魚なら酸素をブクブク。。。
熱帯魚ならヒーターで(((
海水魚なら人工海水を溶かして~~~
しかし、これでは・・生かすことは出来ても、飼育が出来ているとは思えません。
「生かす事」と「飼育する事」
似て異なる事ではないでしょうか!
例として、
ワンちゃんの生かし方を考える人はいないでしょ!
ワンちゃんの飼育方法を考えるはずです!
ワンちゃんを生かすだけならば、きっと机程の小さなゲージで、ご飯を最低限あげていれば生かす事は可能でしょ?散歩にも行かないでトリミングも必要ありません。(※極端な表現です)
ペットとしても飼育方法は違いますよね!
魚は分かり難いのですが・・・
養殖の魚類であれば生かし方でいいのかもしれません!
観賞魚は、是非、飼育方法を考えましょう!
「その生き物がどのような環境に生息していたのか!」
「どれほどの群れで生活していたのか!」
「どんなエサを食べていたのか!」
「どのぐらい大きく育つのか!」
「どのような習性をしているのか!」
「どのような性格をしているのか!」 など 様々です。
これらを理解することで、
水草、流木、石、どれが最適なのか!
何匹で飼うことが望ましい種類なのか!
餌はなにが必要なのか!
どれぐらいの水槽サイズが必要なのか!
他に一緒に飼える魚はなんなのか! など 見えてきますよね。
ペットフィッシュの飼育は、お魚に飼育者が寄り添い向き合う事ではないでしょうか!
その為には、飼育する生き物の生態を正しく知らなければ、上手な飼育は出来ません。
金魚には、金魚の飼育方法!
熱帯魚には、熱帯魚の飼育方法!
海水魚には、海水魚の飼育方法!
ヒョウモントカゲモドキには、ヒョウモンさんの飼育方法!です。
また、熱帯魚もひとくくりにしないで、
グッピーの飼育方法!
ネオンテトラの飼育方法!
ディスカスの飼育方法!と・・考えることをお勧めします。
何故なら・・
グッピーとディスカスは異なる河川で生まれ、生存している魚類だからです。グッピーは透明で弱アルカリ性の水質を好み、ディスカスは褐色のやや薄暗い弱酸性の水質を好みます。また、食性もグッピーは草食性の傾向が強く、ディスカスは肉食性の傾向が強いからです。
是非、飼育を始める前に飼育の基本を見つめ直してください。
セラジャパンの推奨する飼育の基本はこちら ↓
■関連記事
Ⅱ.失敗しないためのポイント<生き物を学ぶ>