この記事はシリーズで合わせ読みする事を推奨致します。
アクアリウムやテラリウムを上手に楽しむためには・・・
生き物をペットとして大切に飼育する事が大切です。
生き物の喜ぶ飼育環境を
Ⅰ.生き物の「生」
Ⅱ.食事の「食」
Ⅲ.環境の「住」 に分けて考えていきましょう!
今回はとても重要な「住」についてです。
より良い飼育環境とは、どのような環境?
結論から言うと、広く大きな水槽、生き物に最適な水質、この2つです。
私たち人間に置き換えるならば・・・
<不適切な環境>
「冷暖房の無い、4畳半、ハウスダストやカビだらけ、汲み取り式トイレの家」
<適切な環境>
「冷暖房完備、3LDK、空気清浄器付き、水洗トイレの家」
どちらが、心地よいのか?という事になります。
生き物が快適に暮らせる家=水槽、作りがとても大切なんです。
自然環境を想像してみて下さい!10Lの池や川なんて魚が生息していません。当然、小さな水槽のアクアリウムもありますが・・・生き物たちが「喜んでいるか?」「幸せを感じているか?」「生まれた環境に近いか?」という点を考えてほしいと思います。
小さな家=小さな水槽でも生活は出来ます。
大きな家=大きな水槽の方が生き物は快適なのでは?という話です。
また、同じ熱帯魚であっても、それぞれに異なる環境を好むことを知ってください。
■南米原産の観賞魚:ネオンテトラやディスカス
■中米原産の観賞魚:グッピーやプラティ
■アジア原産の観賞魚:ベタやグラミー
■アフリカンレイク湖の観賞魚:アフリカンシクリッド
これらの熱帯魚は一見、同じ淡水に生息しているかのように思えますが、それぞれに異なった地域で生まれています。
金魚と熱帯魚の飼育水は異なることは、多くの方がご存じです。
でも、熱帯魚となると違いが分かり難くなります。
実は、グッピーとネオンテトラは異なる環境を好むのです。
pH値も異なれば(弱アルカリ性/弱酸性)、水景も異なります。
でも、酸性でもアルカリ性でも生かすことは可能です。
慣れます!我慢して。。。慣れてくれるのです。
このことを「順応します」と言います・・・・
本当にそれで良いのでしょうか?
ここでは「生かせるか」ではなく、最適な飼育環境を前提に「より良い飼育」として解説していきます。
例として、
パンダ・ホッキョクグマ・ヒグマは同じ熊ですが、異なる環境に生息していますよね!
もし、これらクマをペットとして飼育するのであれば、それぞれに異なった飼育環境を考えますよね!
もし、これらのクマたちを東京の動物園で生かせるか?と問われれば、檻に閉じ込めて温度管理とエサをそれそれに適切な食物に変えれば問題なく生かせると思われます。
でも、生かせる!であり飼育ではありません。
近年、動物園は自然に近い環境下での飼育に力を入れています。
観賞魚も同じで、飼育する魚種に合わせた最適な環境づくりが!
最適な飼育方法に直結するのではないでしょうか(*´▽`*)
爬虫類にもなると・・・
水棲や陸棲、さらには、砂漠、荒地、湿地帯とわかれますね。
セラジャパンのヒョウモンさん家は、リノベーションして快適になりました。
■ヒョウモントカゲモドキのゲージ
如何に生き物達がストレスを感じないで、快適に過ごすことが出来る環境であるかをペットの目線で考えてみてください。
ペットの喜ぶ飼育環境がペットの健康を害さない、最善の飼育方法に繋がっています。
私たち人間は、大自然と同じ環境を作ることは不可能です。
しかし、微力でありながら近づけ、ペットと寄り添う事は出来ると思います。
セラジャパンのHPでは、生き物に合った製品をヘッダーのイラストから探すことができます。
是非、自然に習った=自然の再現
★ナチュラルアクアリウム
★ナチュラルビオトープテラリウム で
生き物に寄り添ったペットライフを体験してみてください。
飼育の基本を考えましょう↓↓
セラジャパンの考える「飼育の意味」「基本的な考え方」「ペットとは」「上手に飼育する方法」についてやってきました。
Ⅳ.失敗しないためのポイント<より良い飼育環境>
皆様の飼育に何かのヒントになれば嬉しいです(*´▽`*)